タイパーアドカレで久しぶりにタイパーたちの言葉を見たが、
そこで使われてる「タイピング」、
「競技タイピング」の意味で、
ふつうの「タイピング」とは違うんよね。
普通の意味のタイピングとは、
「文章を書くこと、
そのための手段としての、
手書きや音声入力やフリックと並ぶ、
ひとつの方法としてのタイピング」
のことだ。
だからレイテンシも秒n打も、
無呼吸時間で区切られた、集中もない。
文章を書くときにそんなことに神経を払わない。
払うのはただひとつ、その内容である。
タイパーたちの文言から、
いつまでたっても、
文章の組み立てや、構成や、
言葉使いに関してや、ある言葉の語源などの話は、
出てこない。
それは、彼らが文章を書いてない、
ないしは文章を書くことに興味がないことの、
証左でもある。
いや、
もちろん、現実と乖離した、
競技ゲームをしているのだ、
ということであれば問題ない。
だとしたら、
彼らの土俵で、新配列が競うことに、
意味はないと思うんよね。
競技用の新配列は、
僕の知るところではTWW(タイプウェルウェル)配列のみだ。
その他は速さの実証として、
タイプウェルやeタイピングの記録を目指すものの、
どこかで打ち切って、
さっさと現実に戻っている。
その逆の流れをつくったら面白いのに、
と僕は考えていて、
つまりはタイパーがガンガン文章を書き、
普通の人には不可能な量や速度の文章を書くことだ。
なぜこうならないのかわからん。
タイパーアドカレにも日常文動画撮ろうぜという記事を寄稿したが、
明日にでもそんな動画だらけになる気配はない。
ということは、
タイパーのやってることは、
日常に還元できることはない、
隔離された世界である、
と考えて良いということだろうか?
自虐的にそうだと言うことはあれど、
まったく別世界だとは思ってない、
と僕は思ってたんだけど、
案外切り離して考えてるのかもなあ、
などと思った。
さて、
では、新配列の新基準はなんだろう?
日常文で役に立つことだろう。
「普通に速いqwertyローマ字の日常文」
を、どなたかあげてください。
1000字(変換後)/10分?
1500?2000?
薙刀式の1978を超えてみて。
そしたら、比較して論じることができそうだね。
僕はタイピングを改善したい。
競技タイピングを改善する意図はない。
だから、
競技タイピングに薙刀式は役に立たないと思う。
その代わり、こうした文章書きには大変役立つと思う。
qwertyローマ字よりも、JISカナよりも、
親指シフトよりも、フリックよりも、音声入力よりもだ。
2023年12月30日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック