大阪にはアホを愛する文化がある。
愛されないアホもいるが、
愛されるアホは、自分がアホなことを愛してる、
明るいアホだと思う。
東京ではバカは蔑まれ、排除される対象になる。
バカだと思われることに皆恐怖している。
大阪では、アホは愛される。
だからアホであることに恐怖しない。
大阪では、ツッコミは、アホを発見した喜びとともにされる。
東京のツッコミは、バカを発見して排除するためにある。
大阪で生まれて、
大阪で育ったことを僕は誇りに思う。
どんなに失敗しても、
どんなにこけても、
どんなに失言しても、
大阪ではアホかと突っ込んでくれて、
へへへと笑ってられる。
ごめんなさいと言えばゆるされる。
謝ったら負けになってるキリキリした現代とは異なる価値観だ。
その象徴がアホの坂田だ。
「アホの」ってのが枕詞につく大芸人は、
この先現れるのだろうか?
そんなストレートな生き方をした坂田利夫が羨ましい。
大阪ではアホはえらい。
みんなの人気者になるからだ。
アホの坂田は、だから一番アホで、一番愛された。
間寛平が凹んでいるという。
今は悲しむ時間や。
でも、アホの偉業を継いでくれ。
僕はどちらかというと上岡龍太郎側なので、
アホが羨ましいんや。
2023年12月31日
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