2024年01月02日

【薙刀式】タイピングをゲームと考えるか道具と考えるか

タイパーの人たちのタイピング攻略を見てると、
完全にゲーム攻略の部分があるよね。
運指最適化なんてまさにそれで、
ワードガチャすら攻略のひとつだったりする。
(タイプウェルって時計でランダムセットが変わるらしいので、
どの時間帯にどのワードセットが出やすいか調べたり)

それと、僕の追求するタイピングは、
やり方が異なるなあと思っている。


正確性重視とか、速度重視とか、
タイパーのゲームはとてもゲーム性がある。
鍛えれば鍛えるほど速くなる、
スポーツ性もある。
eスポーツとしても面白い題材だ。

変換ありのタイピングゲームで、
変換回数の少ないワードガチャだ、
という攻略まで突き進んでるのを見て、
本末転倒というか、
目的を無視した、攻略の逆の凄みを見た。
僕にとっての「タイピング」とは、
全然違うなーと興味深く見ている。



僕にとってのタイピングは人を殺す道具と同じで、
なるべく無駄をなくして、
なるべく沢山やっても疲れなくて、
なるべくシンプルで、
なるべく間違えづらく、
なるべく無意識で使えて、
なるべくどういう体勢でも続けられるもの、
が要求される。

攻略する余裕など切り捨てたい。
攻略する余地があるということは、
そこに無駄があるわけだ。
運指最適化をしなければならないなら、
標準運指での運指に不備があるわけだ。

変換回数が少ない方が速いなら、
そもそも一発で出るような文節区切りで変換したり、
いいIMEをつくるべきだ。(IME作成まではできないけど)
もちろん漢直でもいいよ。

人を殺す刀が歪なので、
どう工夫するかを競ってるのがタイパーで、
人を殺すための刀にちゃんと作り直してるのが、
僕の立場だね。


配列の動きの無駄をなくしたい。
今は「み」と「め」の連接を潰している状態。
あるいは、
打鍵感を良くして、手の動きの最小性も確保したい。
左右分割格子配列MiniAxeと、
ドームキーキャップと、数々のスイッチやケースの工夫。
あるいは、
打鍵姿勢そのもので楽して、しかも寝返りを打てるようにゆるゆるになりたい。
そこでやっとバビロンが完成したっぽい。

それはすべて、
「文字を書くための最適な道具」の、
再発明をしているような行為だ。

ぶっちゃけ、紙とペンの方が僕の文章はよくなる。
でも、デジタルでは発信できないので、
それに肉迫するにはどういう道具がいいか、
ということを突き詰めてここまできた。

やっと、楽にずっと書けるシステムが、
一段落したような気がしている。


一ヶ月単位では、影響は甚大であろうと思われる。
タイパーたちの攻略と異なるものがある、
と示すには、
僕が楽々沢山書くのがいいだろう。

速度的にはどうなんだろう。
1000字(変換後)/10分もあれば、
分量としては相当書ける。
だけど5000字書くのは結構しんどいものだ。
経験的に一時間で書ければいいほうだな。

一時間耐久動画を撮ろうかな。
誰がケツまで見るんや、はありそうだが、
実験としては見てみたい気がする。



タイパーたちの戦場は、刹那の時間である。
そこの土俵で勝負してもしょうがない。
僕はゲーマーではない。文筆家だ。
その土俵で優勝しなければならないわけだ。

どんな素晴らしい道具を使ってても、
その土俵で結果を出さなければ認められないだろう。
なまくらで一万人切った男と、
村正で一人しか切ってない男では、
前者の方が評価される。

タイピングは、
結果に対する原因になるべきだと考えている。

「ああ、薙刀式だから書けたんですよ。
他じゃ無理でしたね」
ってならないとなあ。



9年かけて書いた108話の小説を、
ようやく完結まで書き終えた。

最初はqwertyローマ字で何も知らずやってて、
不合理すぎるのでHHKBを買い、
カタナ式をつくり、
「不死の谷」の途中でカタナ式を捨てて薙刀式をつくり、
自作キーボードをつくってきた。
たかがメンブレンキーボードとたかがqwertyローマ字では、
ここまで辿り着けなかったと断言する。

当初は3000字/一日が限界だったもの。
それに三時間から五時間はかかってた。
それが1万字/一日くらいは平気になって、
ようやく文章というものに自在になってきた気がする。

タイパーの攻略は、この世界には役に立たない。
もっと根本的な、
指の動線の最適化、物理キーボードの動線の最適化、
思考と指を結びつけるなにかが、
必要だったと考えている。


さて、結果を出さなければ。
次の新作へ向かいたい。
posted by おおおかとしひこ at 17:23| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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