2024年01月10日

【薙刀式】配列図を見ながらの練習は二度手間だぞ

新配列をやったことがない人は、
ブラインドタッチの習得
(新配列はブラインドタッチを前提としている)を、
沢山しているわけではない。
なんなら初めてという人すらいる。

だからなんとなく無意識に、
「まず配列図を頭に叩き込むために、見ながら打てるようになり、
しかるのち、見ないで打てるようになろう」
と、日常の感覚の延長で習得計画を立ててしまう。

さっきもそういうツイートを見かけたので、
それは二度手間の間違いだ、
という話をする。


人間というものは、真似をする生き物だ。
なにかを目で見て、真似をして、
合ってるかどうかフィードバックして、と、
それが学習と思ってきた。
学ぶはまねぶ、なんていう人もいるくらいだ。

ところが目を使わない方法論、
つまりブラインドタッチは、
そのやり方が効かない方法、
と考えるべきだ。


ブラインドとはつまり、手探りで、
という方法論だ。

電気の消えた部屋をうろうろすることに近い。
最初はぶつかったり間違ったりするけれど、
「感覚で覚える」わけだね。

住み慣れた自分の家なら可能
(なぜならぶつかった経験が豊富だから)だが、
初めてのビジネスホテルでそれは難しいだろう。

仮に、
初めてのビジネスホテルで電気をつけた状態で、
あらゆるものの位置関係を目で見て記憶して、
いきなり電気を消してはいどうぞとやっても、
やっぱり「体の感覚で」動けるようになるには、
まあまあの時間がかかるだろう。

一泊じゃ無理で、
何泊かしてはじめて体の感覚でなんとなく、
になると思う。

逆に、
目で見て頭の中に記憶しようとしている時を思い出すと、
「体の感覚で覚えるぞ、だって次は電気消えてるからな」
と覚悟してビジネスホテルの間取りやスイッチを、
記憶しようとはしていないはずだ。

目で見てそれを理解して、
その理解の記憶でしかなく、
体の感覚での記憶ではないはずだ。


つまり何が言いたいかというと、
我々の記憶には二種類あるということ。

目で見た記憶と、
体の感覚の記憶だ。


突然下ネタになるが、
女を見た目で記憶するか、
おっぱいの感触で記憶するかの違いだ。

目的は第二の感覚であり、
第一の感覚ではない。

だとすると、
配列図を見ながら打鍵して、
なんとなく覚えた気になってる段階は、
まるまる無駄じゃない?ってこと。

いや、まあ、見た目から感触を100%再現できる、
ある種の特殊技能があれば別だけど、
見た目と手触りは、たいてい一致しない感覚だよね。
分離してるとすらいえるかもね。

人間のモチベには限界がある。
二段階をやる気力なんて普通ないので、
一段階で覚えた方がよくない?ということ。


しかしもどかしいのは、
○○配列ですと紹介するのは、
配列図以外に存在しないんよね。

ほんとうは「体の感覚」を伝えたいんだけど、
それを直接伝えるメディアがない。
なので、視覚メディアに頼るしかないのよね。

その、作者側の葛藤を知らないものだから、
「よし、まずは見ながら打てるようになろう」と、
明後日の手間をかけられても困るよなあ、
という話でもある。


できれば学習しようとする人の横に立ち、
「俺の手を真似して」とやりたいくらい。
見るべきは手の動きであり、
配列図ではない。

この手の動きだとこの言葉になる、
のような記憶になってほしい。
それが「体で覚える」ということ。


とはいえ、思い出すためのトリガーは必要なので、
それが所詮配列図、というレベルなんだよなあ。

つまり配列図は、
ブラインドタッチの出口なんだよね。
入口ではない。

だから、見て打てるように覚えようと思う人は、
入口を間違えているとすら言える。
そこは出口だぞ。



なので、
どうしても見て覚えるという猿的な本能に駆られたら、
配列図ではなく、手の動きを見て覚えられたい。
しかし達人の打鍵動画ほど、動きが早すぎて認識できない。
ということは、初心者用に、
学ぶための「手の動き動画」をつくればいいのかも知れない。


新配列マニア?は、
大体複数の配列を触り、ブラインドタッチを覚えているため、
そうしたことに慣れている。
でもそれをやったことがない人は、
なかなか信じられず、自分の本能に従ってしまうのだろう。

そこを曲げて、
まず電気を消して手探りで行く感覚を、
身につけて欲しい。

いきなり動き回ることは危険で不安なので、
絶対動かない位置を確保して、
そこからの相対位置で把握する。
その絶対基準位置がホームポジションだ。

ホームポジションにいない指は、
電気を消した部屋で動き、
基準位置(ベッドの枕としようか)を暗闇の中で見失ったことに等しい。
そりゃ帰ってこれないさ。


ホームポジションを、
FJのポッチで探ることは、
僕はおすすめしない。
手探りで電気の紐を探すような行為だと思っている。

僕のおすすめは、
「キーボードと手の位置を合わせることは、
目を使って良い」というルール。
手の位置のアジャストだけ目を使う。

そのうち目の端でズレを確認するようになり、
そのうちズレなくなり、
そのうち特定の動きだけズレるなあ、
などと分かるようになってくる。

そうすると、
「構え」が一定の型に入ってきて、
構えればホームポジション、が出来るようになってくる。
毎回キーの真ん中を触れるほど正確ではないが、
半キーもずれないようになる。
半キー以下の差をアジャストするのに、
FJのポッチを使うんよね。
いくつかのキーを触ってFJを探している状態は、
そもそも「構え」ができてない状態。


そもそもそれが出来てない人が、
新配列のブラインドタッチを学ぶことは、
結構かかる。
数週間では無理かも。
なので、そのスキルごとコツコツ学ぶべき。

そんなことをやらなければならないのに、
目で見て覚えるような、
遠回りをしてる時間は無駄なのだ。
モチベが削られてしまうよ。
posted by おおおかとしひこ at 14:43| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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