2024年01月09日

【薙刀式】すべて同置の威力

新下駄は一つのキーに3つのカナが乗ってる、
というツイートを見かけたが、
薙刀式はもっとすごいぞ。
そのカナに関するものが全て乗っている。

たとえば「ひ」。


Xをそのまま打つと「ひ」。
X+Jで「び」。
X+Mで「ぴ」。
X+Iで「ひょ」、X+Pで「ひゅ」、X+Hで「ひゃ」。
X+J+Iで「びょ」、X+J+Pで「びゅ」、X+J+Hで「びゃ」。
X+M+Iで「ぴょ」、X+M+Pで「ぴゅ」、X+M+Hで「ぴゃ」。
(※ I=よ、P=ゆ、H=や)

「ひ」が出てくる1モーラの音は、
すべて「ひ」のあるXと、その他のキーの同時押しによって出る。
和音のように考えるとわかりやすいかもしれない。

他の例として「い」を見よう。

Kをそのまま打つと「い」。
Q+Kで「ぃ」。
E+M+Kで「ティ」。※R=て
E+J+Kで「ディ」。
V+K+Oで「イェ」。※O=え
V+K+Lで「ウィ」。※L=う
V+K+;で「フィ」。※;=ふ
F+K+;で「ヴィ」。※;=ふ(vはfの濁音と解釈)
V+K+Hで「クィ」。※H=く
F+K+Hで「グィ」。

日本語で使う「い」関係がほぼすべて
(厳密には完全なすべてではない。
スィ、ツィ、キィなどはマイナーとして存在してない。
外来音のすべてには対応していない)
「い」との和音で出せるわけ。


「ひ」の場合、清濁拗同置、
「い」の場合、清小外同置、
といったところ。

つまり、関連するカナを同時押ししながら、
濁音もしくは半濁音を押しながらだと、
変化音の和音が出る。
濁音用のFJ、半濁音用のVMは、
黒鍵みたいな役割かな。イメージ。


このカナ関連はすべてそのカナと同時押し、
のようになっているのが、薙刀式のすごいところ。
これは別置タイプには出せない凄みだと思う。

一旦それを整理して表にしてみようかな。
そうするとより面白く見えるかも。
posted by おおおかとしひこ at 12:07| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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