2024年01月14日

【薙刀式】使ってみた感想と実装の現状

Twitterから。
> いなっちょ(イナガワタツヤ)@inaccho_ek9
> 薙刀式も前から気になっていたのでBenkeiでちょっと試してみた。 ほんの数時間触っただけだけど結構打てるようになった。よく使う音がアルペジオですらすらと繋がる感じ。 拗音外来音が同時押しで出せるから、50音さえ覚えてしまえば全ての音が打てる。 すごくよくデザインされてるなぁと思った。

よくデザインされている、というお褒めの言葉をいただきました。


何もない状態から、
「使ってみた感覚」を知ることは、
作者の僕にはできない。
だけど、薙刀式が目指したこと、
本質的なことを、
触ってすぐに理解できるというのは、
やっぱいいデザイン
(見た目ではなく、動線設計の意味)
なんだなあと安心する。


このツイートには続きがある。
現在新下駄を使用中(ないし練習中)のよう。

> 新下駄はやはり記憶負担は大きいと思う。
> 集中して打てば1000文字/10分打てるけど、打鍵自体にある程度リソースを割かないとミスタイプが増える。
> 打ち合わせなどで聞き取りながら要約して書くみたいな時、そちらにリソースを割くとタイピングがボロボロになる時がある。

僕は新下駄をそこまで練ったわけではないので、
実用に耐えられるかまでは把握していない。
だけどそこそこの人が自由文で打鍵動画を上げてるので、
無意識で使える配列たり得るのでは、
と考えている。

さらにつづき。

> 打鍵へのリソースを10%以下にしたいなぁ
> 薙刀式はマスターすればそれができそうだけど、iPadとかで使えないのがネック。
> かえうちでの実装は無理そうだったし。
> 自作キーボードまではちょっと……。
> とりあえず新下駄をもっと使ってみてどこまで無意識化できるかやってみる

iPad+Mozcでの新下駄実装かな。
あるいはiPad+かえうちかな。

iPadは特殊な(電子工作から見て特殊な)デバイスなので、
みなさん苦労される。

そのうち、実装が楽なタイプの配列は実装に成功しているが、
ユーザーには使いやすいがその代わり実装側を追い込む、
薙刀式に関してはまだそこまで追いついていないのが現状だ。

かえうちのQMK_firmware版ともいえる、
Keyboard quantizerという同人ハードがあり、
ここにQMK薙刀式を入れれば使えるはず。
ただ無線版は難しいんだっけ。
有線であれば(QMKが分かれば)楽勝なはずだ。
(そういえばまだそこ試してなかったわ…)

quantizerにZMKって載せられるのかな。
そうするとeswaiさんの開発してるZMK無線版の薙刀式が乗るはずで、
夢の無線iPad+薙刀式が行けるはずだな。

まあこの辺はみなさん頑張って!
(僕は電子工作もプログラミングも苦手なので)
としか言いようがないです…



打鍵のリソースを10%以下にしたいのは僕もそうで、
まさにそのためだけに薙刀式を開発したのである。

なので、どうしても薙刀式が使いたければ、
持ち歩ける小さめのMacbookを買って、
そこにBenkeiを放り込むのがベストで、
それとiPadを使い分けるソリューションになるかと思われます。

配列変更エミュレータDvorakJが使えるのはWindowsなので、
今のところSurfaceを使い続けているが、
薙刀式がもうこれ以上動かさない、
と決めたらMacに戻りたいんだけどなー。

現状はそんな感じなので、
個人開発+個人提供の世界は、善意でみなさんやってる範囲で、
やっていくしかないですね。
原始共産制みたいなところがあるかと。



ということで、
薙刀式はいいぞ。
しかし実装環境は「すべて」ではないぞ。
(現在、Windows、Mac、自作キーボードQMK、ZMK。
iPadはまだ)

新下駄配列、親指シフト、ローマ字系配列あたりは、
比較的実装が簡単なため、
色んなプラットフォームで可能なはず。
(誰かが情報を集約して更新し続けてるわけではない)
posted by おおおかとしひこ at 08:11| Comment(10) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
取り上げていただきありがとうございます。

薙刀式、ちょっと触っただけでもかなり良い感触でした。
新下駄より先に出会っていたら、こちらを選択していた可能性は大いにありました。

今はせっかく使えるようになった新下駄をもっと使いこなせるようになりたいので、本格的に薙刀式を触るのはもうちょっと先のことになりそうです。

もし新下駄を完全に無意識化するのが難しそうだなと感じたら、薙刀式に行ってみようと思います。

私はMac、iPad、iPhoneで使うため、今はHHKB+かえうち2という構成です。
新下駄の拗音部分などをカスタマイズしているので、自分で簡単に変更できるかえうちは手放せないツールなのですが、Keyboard quantizerというかえうちみたなツールがあるんですね。

プログミングは詳しくないので、かえうちよりは難しそうですが、iPadでも薙刀式が使えるとなると試してみたくなりますね。

これからも薙刀式の発信を楽しみにしております!
Posted by いなっちょ at 2024年01月14日 12:04
>いなっちょさん

カナ配列を併用することは経験的に難しいとされています。
なので新下駄か薙刀式か、どちらかを最終的に選ぶことになるかと思われます。
新下駄の外来音はたしかに覚えにくい部分なので、
アレンジするのはありだと思いました。


>私はMac、iPad、iPhoneで使うため、今はHHKB+かえうち2という構成です。
これで一気通貫したいと考えると、
今のところかえうち+新下駄はたしかに妥当ですね。

QMK firmwareはcの読み書きやコンパイルスキル、
環境構築などのスキルもいるので、
頑張ってマスターするには少しかかると思われます。
薙刀式プレインストール済みのKeyboard quantizerとか、
需要あるのかしら。
(かえうちのように簡単に弄ることはできないだろうけど)
Posted by おおおかとしひこ at 2024年01月14日 13:40
どちらかを選ぶことになりますよね。
隣の芝生じゃないですが、新下駄を使っていても薙刀式は常に気になる存在です。
(逆に薙刀式を使っていたとしても新下駄が気になっていたかもしれませんが)

>薙刀式プレインストール済みのKeyboard quantizer

あったら私は欲しいですね!かえうちのようにGUIでアレンジできるのが前提ですが……。
やはりプログラミングの壁は普通の人にはとても高いと思います。

GitHubも使ったことがなかった私は、Benkeiのアプリですらどこからダウンロードするのか全然わかりませんでした。
(最初、コードみたいのがダウンロードされて、いったいこれをどうすればいいのか?と途方に暮れ一度挫折しました笑)

慣れてる人からしたら笑ってしまうようなことですが、案外一般のレベルってそんなものなのかも。

それでも新配列を本気で使いたい人なら、多少の困難は乗り越えると思いますが、導入のハードルは低いに越したことはないですよね!
Posted by いなっちょ at 2024年01月14日 15:35
>いなっちょさん

Keyboard quantizerでGUIを使おうとすると、
僕のレベルでは何もできないので、
誰かやってくださいという感じです。

「一切いじれません」というQMK薙刀式プレインストールモデルを、
quantizer+500〜1000円くらいでメルカリで売る、
なら可能かと思います。

書き込んであるソースコードは公開するので、
いじりたい人はそれを各自コンパイルしてくれ、
的なことになるかと思います。
出来る人ならそれをタダで書き込めばいいし、
出来ない人は有償で書き込み的なことになるかと。
商売としては成立しなくて、
あくまでボランティアレベルですが。
Posted by おおおかとしひこ at 2024年01月14日 15:58
キーボードによってはKeyboard quantizerとの相性問題が起きるかもしれません。

最新のKeyboard quantizerは、Vialというソフトウェアを使ってキーの入れ替えがGUIでできるようです。
ただ、かなを入れ替えるにはソースコードを書き換え、コンパイルし書き込むほかは今のところ知りません。

つぎの週末の「キー部7%」というイベントに薙刀式QMK版キーボード、BMP版キーボード、QMK版を書き込んだKeyboard quantizer (Beta版)をもっていく予定です。

このKeyboard quantizer (Beta版)は、HHKB2 Rev.A0 には非対応で、USBの初代Realforce には対応しているものです。
Posted by とる at 2024年01月14日 19:17
>とるさん

まあそうでしょうね。
設定側を109キーボードベースにしておいたとしても、
キーマップが異なるキーボードに挿すと、
一部のキーは変になるかも、とは思います。

そのへんは適宜QMKをいじってね、
でしかないですが、
きちんと分かってない人だと無理だろうなー。

iPad用の薙刀式アプリが作れれば、
現状突破できそうですが、
そんなのに向いてる機械でもなさそうだし、
難しいところです。
自作+BT以外の簡単な選択肢はなさそう。

ということでキー部が楽しみになってきた。
その辺のノウハウをセッションで喋ると、
エンジニアの役に立つかもしれないですよ…
(他の人が開発を始められればラッキー)
Posted by おおおかとしひこ at 2024年01月14日 19:40
HHKB2はUSBハブ内蔵だから使えなかったはずです。
最新のKeyboard quantizer miniなら、HHKB2でも新しいものには対応していたかも?……と考え、調べたいのですがどこかに行ってしまったのか不明です。

じつはHachikuの操作感をQMKに移植(ロジックはeswaiさんのを改良)するのができたんですよ。
ただBMP版はiPhoneでかっことかの入力が一切できなくなってしまいました。パソコンだとうまくいくので納得いかないや。

iPhoneにUSBでQMKキーボードをつないでも認識しないのですが、iPadでつながれば薙刀式が期待できるのかな?持ってないからわかりませんが。

iPhoneやiPadって、ATOKとか入れても外部キーボードから使えないのが欠点ですよね。だからこそ自作キーボードでなんとかできないか考えてしまいます。


薙刀式は自分でエミュレータを作ってでも使いたいと思いましたが、新下駄配列はそっちのハードルは低いのに、使いこなせる気がしなくて私は挑戦しなかったなあ。
Posted by とる at 2024年01月14日 20:35
>とるさん

iPhoneはlightning-USBアダプタを使えば有線では使えるはず。
最新だとUSB-C対応したので行けるのでは。
ただ内部のキーコードが違う可能性はありそうですね。
そのへんどこかに公開されてるのかしら…

まあそもそも、
英語の国で開発された設計思想のものを、
ローカライズする段階で結構無理をしてるんじゃないでしょうか。
ジョブス亡き後のAppleはいまいちスマートになってないんよなあ。
Posted by おおおかとしひこ at 2024年01月14日 21:20
「Lightning - USB 3カメラアダプタ」でキーボードとマウスが使えたという人がいるようですね。

ただし別途電源がいるそうだし、
iPhoneを買い替えたらいらなくなる、
ので私は手が出せません。

USB Cが標準のiPhone 15だとどうなのかとか、気になりますね。
Posted by とる at 2024年01月15日 19:49
>とるさん

別途電源は消費電力によるので、ガジェット次第なところがあります。
MiniAxeはたしか行けたはず。
あのアダプタ、高いのに余計なコードがあってダサいので、テストしてから使ってないなー…

そもそもスマホならフリックでいいしな、
と思って、スマホ+薙刀式はあんまり考えてないんですよね。
候補選択が違うし。
Posted by おおおかとしひこ at 2024年01月15日 20:21
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