2024年01月17日

【自キ】打鍵感の今の完成形ができた

のでメモしておく。週末のキー部に持ち込みます。


僕が前から望んでいることは以下だ。

・押下圧が軽いこと。疲れないため。
・擦れ感がいや。
・ブレ感はあってもよい。
 むしろブレないと窮屈さすら覚える。

最近こんな要求が増えた。

・底打ちが気持ちいいこと。
 柔らかいグニュは嫌い。
 乾いたカランというクラッキーが好きみたい。
・下の底打ちを純粋な打鍵にしたい。
 上の戻りはなるべくいなくなってほしい。


一個ずつ方法論を解説。

・押下圧が軽いこと。疲れないため。

いろいろ試して、
Sprit Desings MX supreme 30S
を愛用している。
バネルブは定番のKritox 105。

昔ながらのショートスプリングで、
素直にリニアの挙動をするやつ。
30gがボトムで、アクチュエーションが20g。
HHKBが45g、リアフォが30gなことを考えると、
劇的に軽い。

他に試したバネでダメだったもの。

Tecsee 2 stage 38g
まだ重たいと感じる。ロングスプリング系は、
イニシャルフォースが重たいため、動きだしで重さを感じる。

Sprit Desings MX supreme 35S
30Sの35g版。とても良いが僕にはまだ重い。

Akko Vintage White、Gteron G Pro Whiteのバネ
ロングスプリング35gなのだが、
35gが僕には重いとわかった。

Gateron Clearのバネ
Spritの35Sに限りなく近い。しかし35gは重かった。

BSUN Aniya 28g
28gと聞いて気になったのだが、ロングスプリングのため、
イニシャルが重たく感じる。
トータルの積分量(指の感じる仕事量)が、
30Sより大きく感じるので却下。

Sprit Desings choc 12g
chocのバネが、MXスイッチによっては入ることがある。
ステム穴の径がバネ径より狭いと入るっぽい。
以下に述べる現在のメインスイッチ、
Tecsee RAWでは入らなかった。

Durock Sea Glassには入ることがわかっていて、
これを親指キーに使っている。
全部をこれにしてもいいのだが、
Tecsee RAWの滑り感が好きなので、全部には採用していない。



軽いスプリングをスイッチに入れると、
スイッチのアラが目立つことがとてもよくある。
たとえば、

擦れ感がとても増す。(ルブでは拭いきれないことも)
より加速しやすいためか、
底打ち、戻りの振動に雑味が入る。

などだ。
これはデフォルトの重たいバネではいいチューニングなスイッチなのに、
軽いバネに交換したら急に起こる問題で、
軽いバネを使うことは、
これらを抑える改造ごと必要だということ。


次の指標。

・擦れ感がいや。
・ブレ感はあってもよい。
 むしろブレないと窮屈さすら覚える。

このため、ベースになるスイッチの選定に、
気を使うことになる。
現在使っているのは、
HPEという、ウムピエよりも摩擦係数が少ないという、
Tecseeオリジナルブレンドの素材を使った、
Tecsee RAW。
(ステム:HPE。トップ、ボトムハウジングともにナイロン66)

HPE採用スイッチは、今のところ、
Tecsee Blue Sky、Tecsee Midium Pudding
しか存在しない。
だけど後者はストロークが短すぎて、滑り感を感じる前に底打ちしてしまう。
30Sに変えたがなんかぼんやりした打鍵感だった。

Blue Skyは悪くないが、
RAWの方がパキッとした滑り感だったので、
現在はこちらを使っている。

ブレ感はわりとある。
窮屈にしてブレないようにすると摩擦があがるため、
僕はグラグラでない限りブレるのは許容派。


で、Tecsee RAWには欠点があり、
リーフ鳴りがかなり不快なこと。
音はまあどうでもいいんだけど、
戻り時に不快な振動が足されるのが嫌。

色々ためした結果、
「トップハウジングのリーフスペースの天面に、
5mm×1mmぐらいに切ったマステの6枚積層を貼る」
というテープMODが有効なのを発見した。

このおかげで、
このスイッチがメインになり得ると感じた。



・底打ちが気持ちいいこと。
 柔らかいグニュは嫌い。
 乾いたカランというクラッキーが好きみたい。

これを実現するために、
「真鍮のブロックを、PCBの下に敷き、
PCBの下からスイッチ(ステムポール部)が出ているところに、
接触させる」
という、真鍮敷きをためしたら、
大きな金属を叩いているような、
クリアで確かな感触を得られた。

キー数の分やると、真鍮の質量もかなりあるので、
結果的に振動が安定してよきです。

なお、ポールが真鍮製のTecsee Honey Peach Metal Pole
も試したが、真鍮の質量が圧倒的に足りないので、
真鍮ブロックのほうがおすすめだね。

また、振動が激しすぎるため、
シリコンゴムをPCBとボトムプレートの間にはさみ、
Oリングマウント的になっている。



・下の底打ちを純粋な打鍵にしたい。
 上の戻りはなるべくいなくなってほしい。

これが一番厄介だ。スイッチハウジングの共振がおそらく犯人で、
これを止めることをいろいろ工夫している。
色々やりすぎて、どれがどの程度効果があるかは、
一個一個切り分けないとわからないのでご容赦いただきたい。
やった順に一個一個解説していく。

・トップハウジングのステム両肩が当たる部分にマステ2枚を貼る。

ステムが上に上がったときにぶつかるものの衝撃を吸収するため。

・トップハウジング全体の質量を重くする。

当初はオーディオ用の鉛シートを貼って質量を増していたが、
3Dプリントでハウジングにきっちりはまる物体、スイッチデッドナーなるものをつくり、
接着剤でトップハウジングに張り付けた。

・ボトムハウジングのLED透過部を埋める

3Dプリントのパーツできっちり埋めた。
これにより、ボトムハウジングの余計な振動が収まるはず。

・ボトムハウジングの両側面のへこみを鉛シート3枚積層で埋める

底打ちがすっきりした振動になる。余計な共振が消えるからだろう。

・真鍮とスイッチの間にマステ2枚積層を貼る

高周波でビビり振動が生まれているような気がして、
マステを貼るとテープMOD的に高周波が消えてマイルドになった。


どれがどれくらい効果があるかは不明だ。
暇な人は一個一個切り分けて、どれが一番効果があるか試されたい。


今のところ、かなりエンドゲームに近い、
純粋で素直な打鍵感に収まっている。
週末のキー部で触れるようにしておきます。
posted by おおおかとしひこ at 11:27| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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