2024年01月20日

本屋とはなにか

ヴィレヴァンとは逆の、
カルチャー側の本屋の弁をTwitterで見つけたので貼っておく。
> 蝉川夏哉@osaka_seventeen
> ある地方都市に一軒だけ残った書店に岩波がズラッと並んでいて、「買取なのにたいへんですね」と店主に尋ねたら「ここで置いてないと、若者は生涯で一度も岩波を見ることなく社会に出ていくかもしれませんからね」と仰って、かっこいいなあと思った。

カルチャーの伝承が途切れつつある。
それはつまり連綿と継がれてきた文化の末裔ではなく、
今生まれたばかりの何も知らないクソ野郎ということだ。
人間と猿の違いは文化だと僕は思う。

岩波文庫が何かをしらなくても、
そのラインナップを見れば、
教科書に出てくるような人類の歴史的遺産を集めた文庫だと、
誰にでもわかる。
その散逸を止める、文化保護を自腹でやってる岩波文庫と、
この本屋の矜持がすばらしい。
それは現代のアレクサンドリア図書館である。

俺もなんかやるかなー。完璧にはできなくても、
この本屋の親父みたいになりてえな。
まあここの脚本論がそんな存在かー。
posted by おおおかとしひこ at 09:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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