2024年01月21日

表現が万人には伝わらない例

表現は常に誤解される。
そのことを、まず表現者は覚悟せよ。
こちらには誤解だが、あちらには先入観だ。
そして誤解のない100to100のコミュニケーションは存在しない。
そのことをまず覚悟した方がいい。

だから、一番大事なところだけを守るべきだ。
逆に、その他はあきらめるべきだ。
大事じゃないところは、誤解されてもしょうがないと思うのだ。

さて、誤解の興味深い例をネットで拾ったので。


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カルビーのキャラも、クロネコヤマトも、
僕にはタスキに見えてたし、
子猫を咥えて運ぶ親猫に見えていた。
なのに、
こんな解釈をする人がいるということに、
驚いたわけ。

「一旦そう見えたらずっとそう見える」
のは錯覚の特徴でもある。
誤解を解くのは、先入観の植え付けよりも、
ずっとエネルギーがいる。

だから、誤解は解けない。
解く方が大変だからだ。

だから、誤解は放置して良い。
誤解されたまま生きることだ。

だけど、
たったひとつだけ、大事なことは誤解されないように、
たとえ誤解されても時間をかけて解くことだ。
そのひとつだけは、あなたの大事なことだ。
それを、テーマという。


テーマだけは死守せよ。
その他は誤解をはびこらせることに同意せよ。
そんなことをそんな風に思うのか、
という例は、人が増えれば増えるほど増える。
posted by おおおかとしひこ at 09:51| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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