タイパーが提唱した概念であるところの打鍵塊。
一気に打ち潰せる塊のことだが、
qwertyだと単語単位だったり、
もっと細かな母音子音とか、日本語とは関係ない、
qwerty特有の構造だったりする。
大西配列を習得中の人の感想が面白い。
https://gmor-sys.com/2024/01/19/post-3979/
いわく、
> QWERTY配列では大部分の入力が無意識の手癖で打てていたことに気付かされました。いわゆる熟語ぐらいの長さは手の動作パターンで覚えている面が強く、このパターンの範囲で入力しているときは個別の文字は意識されません。大西配列でもこういう動作パターンが身につくまでは練習が必要そうです。
熟語くらいの打鍵塊は、
自動化されているわけだね。
大西配列だとそこまででもないと。
なるほど、
この観察はなかなか興味深い。
薙刀式の場合は、
助詞や助動詞や動詞語尾や複合語語尾などの、
繋ぎの語がまず打鍵塊になる。
名詞や動詞語幹や形容詞語幹などの、
話題の語はその時々の話題でかわるため、
打ち慣れてない語は打鍵塊になりにくく、
よく打つ話題の語は打鍵塊になってゆく。
そして、よく打つ範囲では、
話題の語+繋ぎの語
という一塊で打鍵塊になるため、
これらを繋ぐ構造である日本語を、
スラスラ書けるという原理だ。
ローマ字配列では、
その構造まで立ち入れない。
その代わり習得は早い。
僕は、
日本語の構造まで立ち入りたいので、
音写としてのローマ字は、
あまり気持ちよくなかった。
もちろん、
そんなことを知らずにローマ字配列カタナ式で、
気持ちよくなってはいたのだが。
ローマ字配列大西配列はqwertyローマ字より何倍も優秀だ。
やる価値がある。
でも日本語の構造と指の運動を一致させたければ、
カナ配列薙刀式なんよね。
打鍵塊が思考の単位であるわけで、
(話題の語+繋ぎの語)=文節単位で、
ものを書けるようになる。
詳しくは動画を観察してね。
2024年01月26日
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