星座占いの性格分析は、
よくフィクションに使われることがある。
身近だし慣れてるし、解説本が多い、
ということも理由だろうね。
でも星座占いは万能ではない。
たとえば善人か/悪人か、という、
物語で決定的なことは星座占いには入っていない。
まあそもそも生まれた日で、
善人になったり悪人になったりしたらたまらないし、
運命は変えられないことになってしまうし、
お前〇〇座だろ、悪人だな、あるいは善人だな、
という偏見が広がってしまうだろう。
ということで、
そういうことは占いから慎重に除外されているんだろうね。
じゃあ、逆に、自由に決めていいんだよ。
ふたご座の悪人は、おとめ座の悪人は、
てんびん座の悪人は、
どういう性格のワルか、ということさ。
ふたご座の悪人は二面性があり、
善人の顔と悪人の顔を持っていて、
相手に合わせる調子の良さをもっているだろう。
だけど面従腹背なわけだね。
おとめ座の悪人は理論的だろう。
自分から手を下さずに、手下にやらせるのが得意だろう。
ただ計画が少しでも狂ったらアドリブに弱そうだ。
てんびん座の悪人は?
風見鶏だから、今強いやつの悪の下につくかもね。
気を遣うから、
悪人同士をつなぐハブみたいな役割につくかもしれない。
しし座の善人は、みずがめ座の善人は、
さそり座の善人は。
色々調べて、創作していくと面白いよ。
また、なぜ悪人でも善人でもないところから、
その道に入ったのかは、
本質的な性格が関係しているかもしれない。
あるいは、
そこから抜けない理由も性格が関係しているかもね。
一番理解しているおとめ座だと…
完璧さを最初に見出したのが、
悪/善である可能性が高いね。
理想に忠実だから、どちらを先に理想的と思ったかで決まると思う。
そしてそれから抜けない理由は、
コツコツやって実現した悪/善がすでにあるからで、
自分のやってきた積み上げを否定したくないから、
それをつき進んでいる、という感じに分析できる。
こんな風にして、
それぞれの性格がなぜ悪/善か、
というのを分析して、
それにふさわしいエピソードを考えればいいのさ。
おとめ座である悪のボスは、
最初に万引きに出会い悪をバカにしていたが、
政治家の巨悪の完璧ぶりを目の当たりにして、
それを極めようと思った、
なんてことを創作していけるわけだ。
そして、計画を立てるのがうまいゆえに、
自らの計画が壊されて、壊れていく、
という末路を用意すればいいんだよ。
こんな感じで、
悪または善の〇〇座、
というストーリーをつくれるはずだ。
〇〇座×(悪/善)×(男/女)
で、12×2×2=48くらいキャラクターをつくれるだろうから、
好きな星座や苦手な星座でつくってみるといいよ。
それだけで同じ大枠のプロットからでも、
全然別の印象のストーリー、
全然別のエピソードを持つストーリーが、
出来ると思うよ。
こういう風に、性格占いは使うのだ。
ただ「〇〇な性格」とか設定したって、
ストーリーには生かせないよ。
セリフの端々くらいにしか使えず、
行動の動機、なぜそれをしないかの動機、
過去の経験から来ている判断、
などのことに使うと、自然とキャラが動きだすわけだ。
2024年03月27日
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