3Dプリント透明レジンの黄変がひどい。
UVコーティングをしても黄変する。
飴色で味がある、という言い方もできるが、
「黄ばんでいる」と言ってしまうとせつなくなる。
いい感じにクリアー染めできないのかなあ、
と調べると、
「プラ太郎」で染めることができるとわかったので、
やってみた。
ビフォーアフターで比較しよう。
まずビフォー。
飴色でいい感じともいえるし、
黄ばんでるともいえる。
これがアフター。
使用した色はネイビー。
これカッコよくない?
グレースモークを狙って、
でもちょっと色気が欲しいなーと思ってたので、
狙い通りの色目になった。
以下そのやり方を記す。
用意するもの
DMM製透明レジンキーキャップ(一年程度で経年劣化済み)
プラ太郎(今回はネイビー)
鍋
湯煎用の小さな鍋
計量カップがあればベストだが、透明プラコップで代用
箸、フォーク
キッチンペーパー
別途、キーキャップを洗う中性洗剤
(とりあえず石鹸で代用)
手順
1. プラ太郎を説明書通り20倍に希釈。
計量カップで厳密にやってもいいだろうが、
今回は少量だし、プラカップを20等分して、
その1メモリ分プラ太郎を入れ、水を19倍入れる。
今回は36個の立体キーキャップで、
一度に染めないと色が合わないため、
コップ2杯程度の染料をつくった。
2. 湯煎用の小鍋(取手付きだとあとで作業しやすい)
にその染料を入れ、鍋に水を入れて沸騰させる。
沸騰しても染料自体が沸騰する事はない。
表面が泡立ち、白い煙が出始めて十分な温度と確認した。
(説明書には70〜90℃とある)
3. 火を止め、あとは予熱で作業。
4. すでに洗ったあとのキーキャップを放り込む。
下に焦げ付かないように永遠にかき混ぜる。
かき混ぜるのは箸またはフォーク。
フォークだと時々引き上げて染まり具合を確認できる。
最初は箸でやってたけど滑って落ちやすい。
これで30秒ほどでいい感じに染まったので、
ひきあげた。
(説明書には3分とあるが、テストしてよかったー)
5. 小鍋を引き上げる。フォークで箸を押さえながら、染料だけ流す。
水を張った別のボウルに移して、まず水で洗浄、
余計についてる染料を落とす。
6. あとはキッチンペーパーに置き、自然乾燥。
テストは2回やった。
1回目のテストが左、2回目が右。
1回目の分は、
黄変のひどいやつ(下)と、
まったくしてないやつ(上)の差がどれくらいあるかのテスト。
黄変+青で緑っぽくなるかなーと想像してたが、
ほぼ黒系になることが判明。
なお下の二つは、焦げ付いて破壊されてます。
水から始めて沸騰させ、
火を止めずそのまま作業したのもある。
この反省から、
沸騰させ、染料を適温にしたら火を止め、
予熱状態で始めてキーキャップを放り込む、
という段取りにした。
2回目のテストは20〜30秒程度でひきあげるとこうなる、
という成功例。
いやー、テスト大事ですね。
最悪再プリントを覚悟してたけど、
うまく染まってよかったよかった。
で、装着例。
ちょっと濃かったかも。
ちなみに側面は現在ケースプリント中なので、
マステでゴチャってます。
こう見ると、
ドームの球型プロファイルがよくわかる。
透明だと全然分かりにくかったんだな。笑
ダウンライト下なので黄色の光が入って、
やや青味が強く見えている。
現在プリント中のニューケースが来たら、
ちゃんと写真を撮るのだ…
2024年02月04日
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