キースイッチの重要な要素に、
擦れ感がある。
多分僕が一番重視するポイント。
(一番重視は押下圧だが、
それはスプリングを変えれば済む。
とすると、物理の素材は変えられないので)
その擦れ感ランキングをつくってみた。
擦れ感のほとんどは、
ステムとハウジングの素材の間にある、
摩擦係数で決まる。
タイトなら押し付ける分摩擦が大きくなり、
擦れ感は増すと思われる。
小さい順、というか、
僕が擦れ感が少ないと思う順。
以下、ステムの素材×ハウジングの素材表記。
1. HPE×ナイロン66: Tecsee RAW
ウムピエより摩擦係数の少ない、
Tecsee独自のブレンド素材HPE。
ナイロンボディが衝撃を和らげる。
現在の僕のメインスイッチ。
2. Pom×HPE: Tecsee Blue Sky
一時期メインスイッチだった。
同じくHPE使用だが、ハウジングに使ったものがこれ。
摩擦だけでいうと1と同じくらい。
だけどHPEは脆い
(摩擦が少ないということは、素材の分子量が大きく、
しかも細い糸のようになっているそうだ。
同じ方向に集まっていることから、
その方向にバラけやすい=折れやすいと思われる)。
ボトムハウジングの足とか、トップハウジングの爪とか、
結構折れるのが玉に瑕。
3. ウムピエ100%×PC: ZealPC Pearlio
一時期メインスイッチだった。
泣く子も黙るウムピエ100%はPearlioだけ。
(その他のウムピエ表記は混ぜ物ありらしい)
ただハウジングがCAPSタイプなので、
太いバネしか交換できず、
僕の求める30gバネが対応していないのが玉に瑕。
4. PC×PC: WS Quartz
一時期メインスイッチだった。
ポリカ同士は独特のツルツル感があると思う。
硬質×硬質な感じ。
同様の素材では、Everglide Aqua Kingがある。
アクキンはタイトな設計が売りだが、
タイトな分抵抗を強く感じるなー。
5. Pom×Pom: Lofree Ghostほか
噂のGhostはこのへんかな。
Pom同士はまろやかでクリーミーになる。
その完成形がGhostだと思う。
この系統には、
Durock Full Pom(廃盤?)、
NK Cream(まだある?)
などがあるよね。
最初はクリーミーさに驚いて好きになるが、
もはや擦れをまろやかにしただけで、
擦れてることには変わりないんじゃない、
と思ってしまうなあ。
そういえば、NK Creamも一時期メインスイッチだったわ。
6. ウムピエ(混ぜ物)×PC: Everglide Jadite
ウムピエ系はいくつか試した。
悪くないが、Pearlioに負けるよね。
7. Pom×ナイロン: Durock Alpaca
これも一時期メインスイッチだったな。
ナイロンが底打ちを柔らかくするので好きだった。
Alpacaって廃盤なんだっけ。
後継といわれるVertex V1は、
実はPom×ナイロンと同じなんよね。
8. Pom×PC: Durock L1(廃盤)
鉄板の組み合わせ。
Pomの柔らかさ、PCのツルツルさが良かった。
Gateron Inkもこれ系だよね。
この定番はいまやポピュラーじゃないかな。
尻番: Gateron Silent Clear
素材は知らん。「砂が入ってる」といわれるくらい、
ザリザリ。
かつては金型の精度で滑らかさが決まったりしてたけど、
最近は精度があがってるので、
素材同士の摩擦係数で決まるんじゃないかなー、
と考えている。たいていファクトリールブだしね。
リニア系のもうひとつの性質に、
ブレなさ感があるけど、
僕はブレるブレないよりも、
擦れ感が限りなくない方を好むので、
ぶっちゃけどうでもいい。
タイトであることで締め付けがあり、
抵抗を感じてしまう(Durock Black Lotusなど)ならば、
ルーズなスイッチを選ぶなあ。
2024年02月13日
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