Twitterから。
> 自作キーボードというジャンルが確立されてからまだ日が浅いってことあるけど、ひとつの自作キーボード使い込んでるなーって人をまず見たことない。
ここにMiniAxeを5年使ってる人います。
(Since 2019)
初代はハンダ剥がしを失敗してMCUまで壊して、
現在遊舎工房レンタルボックス内の、
キーキャップ展示機として使われている。
今は2台目。
ケース、スイッチ、キーキャップは、
色々変遷している。
ケースは、
チーク製外側覆ったもの、
チーク製サンドイッチ、
ジリコテ製外側覆ったもの、
透明レジン製ジェリーケース、
白レジン製ジェリーケースrev2、
PA11MJF製ケース(現在)
と変遷している。
これで見た目が全然変わるから、
「おなじもの」に見えないかもね。
「同じものをずっと使ってる」の基準は、
PCBがそのアイデンティティなのだが、
ケースもキーキャップも見た目が変わってしまえば、
同じと認識してない可能性が高いな…
なにせ自作キーボードの本体はあくまでPCBだ。
ProMicroが変更しようが、
ソケットでスイッチを入れ替えようが、
PCBが同じなら同じキーボードさ。
PCBを変える時が、キーボードを変える時だ。
キーキャップは死ぬほど変えたなー。
シグネチャープラスチックのDSA(いまだに気に入ってる)、
チェリープロファイル、
親指は1.25U逆付け側面カットから、
木製で特製をつくりはじめて、20個くらいつくった。
オール木製のキーキャップも使ってた。
3Dプリントはじめてからは、
ナイロン製の薙刀式キーキャップをメインに使い、
サドルプロファイルrev1、rev2と来て、
オールコンベックスキーキャップ、
ドームキーキャップ、
ドームキーキャップ(染め)、
と変遷している。
スイッチが一番変えたと思う。
覚えている限りでは、
Gateron Silent Red×20S
Kailh Cream×30S
★Kailh Speed Silver×30S
★Gateron Ink Yellow×30S
Durock Alpaca×30S
Durdock L1×カットバネ
Kailh Box Cream×カットバネ
★Gateron G pro Silver×カットバネ×プラ板でショートストローク
Everglide Tourmaline×カットバネ
Zeal PC Pearlio×カットバネ+真鍮
Tecsee Blue Sky×30S+真鍮
Tecsee RAW×30S+真鍮
あたりが歴代。★はスピードスイッチ。
最近親指ホールド用には別スイッチを使うことにしてて、
Durdock Sea Glass×choc 12g
が一番いいな。
基本は30gベース(35は重い)で、
軽いバネ特有のスカスカ感を、
高級スイッチの擦れがないものへ収束しているな。
途中トラベル最短とか、
ブレなさそうなもの(ボックスステム、円柱ステム)
を試しつつ、
結局擦れないのが第一条件になったようだ。
これは、
ひとつのキーボードを使い込んだ歴史である。
それでもまだベストに到達してないのが、
自作キーボードの深さだ。
つまり、
「使ってるうちに不満が出てきて、
現在ベストだと思ってたものの、
さらに奥深くの基準を発見する」
ことの繰り返しが、使い込む(改造)なんだろう。
PCBは19ピッチ、左右分割格子配列36キー、
というのは一切変わっていない。
だけど、これだけ色々打鍵感はかわるんだな。
2024年02月19日
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