2024年02月20日

【薙刀式】屈曲と伸展

指を曲げるのが屈曲。伸ばすのが伸展。

タイピング姿勢をとったとき、
屈曲を司る筋肉はすべて下側。手のひら、手首から肘の内側。
伸展を司る筋肉はすべて上側。手の甲、前腕外側。

僕はかつて屈曲で打ってたが、
途中から伸展法に変えた。


その方が楽だったから、に尽きる。

僕はMagic Keyboardで産湯を浸かったので、
おそらくその時には無意識に伸展で取ってたはず。
それが、
メンブレンやらHHKBやらの深いストロークを使うときに、
「こする」を屈曲でやっていた。
中下段を屈曲、上段を伸展だったと思う。

HHKBのキーキャップが、シリンドリカル
(円筒形に抉れている)だから、
指の腹を縦に擦るように打っていた。
上段は手前から奥に伸展、
中下段は奥から手前に引っ掻くように屈曲。

間違った打ち方だ。
だから腱鞘炎になった。
当時は45gは軽い部類だったが、
今なら45gは重い部類だと僕は思う。

この時いろいろ調べて、
「伸展で取ると疲れにくい」
ことを知った。


屈曲は力が強く、持続力(把持)に優れるが、
瞬間的な動きは遅い。
伸展は力は屈曲に比べれば弱いが、
瞬発力はあり、連打に向く。
すなわち、
屈曲は寝技系の掴み技、引き技に、
伸展は打撃系のパンチキック系に使われる。

とくに僕のルーツである少林寺拳法では、
開き手をよく使う。
拳を握ると屈筋優位になるが手首が固定されて遅くなり、
開き手を使うと伸筋優位で速くなるからだ。
拳を握る空手は、どちらかというとドッシリしていて、
開き手系の少林寺はどちらかというと連打系。
(勿論空手だってインパクトの瞬間しか握らないけどね)

その、伸筋を使った連打が、
たぶん僕のタイピングの感覚だとわかった。

屈曲を使った「間違った」タイピングのせいで、
僕は伸展を使った撫で打ちに目覚めたといってよい。


これによって、
上中下段ともに、手前から奥へ滑らせるように打つ、
「前滑り法」と僕が名付けた、
現在の撫で打ちの基礎ができあがった。

この時にどこに手首を置くかでずっと悩んでたけど、
結論としては、
低い自作キーボードであれば、
普通に手首を置いて良いことがわかっている。



なので僕は、
指を水平に浮かせた状態が構えで、
奥に指を伸展させ、
指紋部分でこするように打鍵し、
そのまま曲線で鉛直上に伸びて、
キーを離す感覚だ。
(「上」表記はとくに混乱を招きやすい。
キーボードの奥方向、鉛直上方向と分けて表記する)

燕が水面に触れる感じだ。
(少林寺では「燕返し」古名を「飛燕展翅」という)
構えから離しまでが一連の動作だ。

屈曲はそこから構えに戻る時のみ。
次の出番までにゆっくり戻りさえすればよい。
なんなら次使うまで伸ばしっぱなしで構えに戻ってないことが多い。

これが縦方向の運動の基本として、
横に回転しながら、手のひらを伸ばしたり縮めたりしながら、
横方向にも撫で打ちをする感じかな。


相変わらずもりやんさんとの比較。
> でもとにかく持ち上げたくないんだよなー。持ち上げるのすげえ疲れる。みんなよくタイピングで指上げてるよね。指って重くないですか?

踏み打ちのように自重で置いちゃったら、
持ち上げるのは至難の技だろうなあ。
次の指を踏む時に反動?で戻すまで踏みっぱなし
(ロールオーバー)かもしれない。
脱力して力抜いてるだろうから、
屈曲の力を入れ直さないと持ち上がらないだろう。


僕は基本水面ギリに水平に指がいて、
伸展で前に出ながら、
擦って出ていくタッチ(こすり)アンドゴーなので、
だからオールコンベックスが向いてるんだな。

ちなみに、
僕はホールドだけ屈曲メインのようだ。
親指ホールド、人差し指+中指の2指ホールドを、
薙刀式ではよく使う。
だからとくに親指が疲れてる気がするな。



同じキーボードという道具を使いながら、
異なる方法論がたくさんある。
「人の殺し方はたくさんある」というのが武術の流派であるが、
「ものの書き方(物理)はたくさんある」
ということだろうか。
posted by おおおかとしひこ at 09:38| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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