2024年03月01日

【薙刀式】指の認識と空間配置

ブラインドタッチは触覚による感覚であり、
視覚によるそれではない。

それは分かってるはずなのだが、
直感に反する例が出てくると、
なるほどーと思うことがある。


編集モードをいじっている。
横移動と縦移動を、
空間配置的にわかりやすくするためだ。

つまり、


を縦に並べる(これまでと同じ)ことと、
←→
を横に並べる(新)ことを、
やろうとしている。

縦系を1面(DFを押しながら)、
横系が2面(CVを押しながら)と、
左手のレイヤーキーを変えている。

縦書き版の話をすると、


を、
J
M
の縦に並んだキーでこれまで慣れ親しんでいる。
つまりJを押せば、1文字戻る、というバインドだ。
今、
←→
をJKに当ててみたら、
てきめんに混乱した、という話をしたい。

一行戻りたいと思った時、
2面だから左手はCVを押せるのだが、
KでなくJを押してしまう。

つまり、
Jというキーには「1単位戻る」
という無意識が刷り込まれているようだ。

だから、一行戻りたくて、
CV+Kを押せずにCV+Jを押して、
←と、次の行へ進んでしまうみたい。

これを避けるには、
HJに←→を入れるといいのだろうか?
しかしHにはコピーというよく使うやつがあるしなー…



そもそもなぜこんなことが起こるかを考える。

おそらく、指ごとに「役割」という記憶がある。

とくに薙刀式は、
人差し指には濁音化や半濁音化という役割を与えて、
それと同時押しする、のような機能を割り振っている。
だからか、
「指に文字がある」というよりは、
「指の役割を組み合わせる」みたいな意識になっている。

だから編集モードにおけるJの役割は、
「戻る」であり、
左手の、DFの役割が「縦系」、CVが「横系」、
という役割があり、
それの組み合わせで機能を発現させている、
という意識みたい。


これは、空間的な意識配分とは異なる。
JKが←→という直感的配置だからといって、
これをうまく使うには、
「役割配分意識」から、「空間配分意識」に、
切り替えないといけない、
ということに気づいた。

つまり結論で言うと、
意識の切り替えはめんどうだし時間がかかるので、


と、JMに縦に並べた方がいい、
というわけだ。


空間配置の意識と、
指に無意識に宿っている役割の意識が、
異なるというのは面白い発見だと思う。

ブラインドタッチは視覚ではない、
と分かっているのにも関わらず、
矢印のような空間的なことは空間意識=視覚を、
ついつい使ってしまい、
視覚と触覚の衝突がおこりえる、
ということみたい。


これはたとえば移動だけでなく、
一文字選択、五文字選択、
一行選択、五行選択、
などと組み合わせて使うときに、
より混乱が起こることがわかった。

空間的配置を優先させたほうが分かりやすいやろ、
というのは誤った配慮で、
ブラインドタッチには、
指の役割で割り振るべき、
ということが結論としていえる。


視覚障害者の何かをつくるときにも、
使える知見かもしれないです。



そう、つまり、
視覚的使いやすさと、
触覚的使いやすさは、異なる、
と結論づけられるみたいだ。

視覚的使いやすさは視覚的な空間配置の一致が重要で、
触覚的使いやすさは指のもつれや指に対する役割の整理が、
重要なのだ。

たとえば視覚的な使いやすさの観点で、
マウスなどによるポインティングデバイスが導入されたけど、
キーボードでのショートカットが使えるなら、
そっちを使った方が速くて直感的である、
みたいなことだ。

視覚よりも触覚の方が速い。
ブラインドタッチは、これを利用している。
posted by おおおかとしひこ at 12:34| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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