2024年03月03日

【自キ】戻りの感覚は底打ちの感覚に混ざる

経験則。

戻りの打鍵感を色々コントロールしていると、
底打ちも感覚が変わってきてしまう。
何この現象?


例:
戻りの感覚を柔らかくする→底打ちが鈍く柔らかくなった感じがする
同、硬くパキパキにする→底打ちが快速になった感じがする

という経験則。
んんん?どういうこと?

戻りの振動が過去に波及するわけではない。
となると、
「混ざって感じる」のは神経側だ。

おそらくだけど、
神経伝達→認識速度よりも、
底打ちと戻りの方が速く、
両者を混同してしまうのでは、と考えられる。

デジャヴは過去と未来の記憶の混同と考えられるらしい。
認識→記憶よりも先に記憶がされてしまうと、
「見たことのあるものを今認識した」と、
過去と未来が逆順になる現象らしい。
これは神経よりも脳内で起こってるっぽいから、
この打鍵の混同も、
神経よりも脳内で起こってるかもしれない。


今、
戻り振動がパキパキしたノイズ(高周波)があり、
それが打鍵が泡立ってしまうような、
一つの振動にいくつかの小物が付いてくる感覚になっていて、
それを嫌って色々やっている。

たとえば、
・トップハウジング裏のステム両肩が当たるところに、
 マステ1枚〜3枚を貼る、養生テープを貼る
・その下に真鍮を貼る
・トッププレートが撓むようにPA11の柔らかいやつを使う
・トッププレートに真鍮を貼って振動を止める
・スペーサーを0.5mm長くして、締め圧を下げる
・ハーフバーガーなのか両方バーガーなのか
・キーキャップに鉛を貼ってみる
・スイッチフィルムを試す
などの微調整をやっている。

で、
戻り振動自体はこれらのいくつかの組み合わせで、
どんどんデッドできるんだけど、
それだけだと、
打鍵そのものが快感でなくなるんよね。

もともと下に真鍮ブロックを仕込んで、
快適なカツーンというタップシューズのようにしていたものが、
底打ちは変わらないのに、
なんか鈍くなったように感じる、
という発見。


だから、
柔らかくしすぎず、
硬くしすぎず、
というラインを見極めるため、
何がどういう影響を与えてるのか、
一個一個確認しながらやってる感じ。

途方もないのう…


戻り振動を0にしたセミサイレントスイッチは、
画期的だとは思ったが、
いざ使ってみるとなんか気持ち良くないんよね。
戻り振動が底打ちに色をつけてるんだろうな。
posted by おおおかとしひこ at 16:51| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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