マイナスドライバー型が、初心者には使いやすいと僕は思う。
すべてのハンダゴテはまずこれを売るべきだ。
鉛筆型をエントリーモデルにするのは、ハンダを難しくさせている、
社会悪である。
全てのハンダゴテメーカーはマイナスドライバー型を普及させよ。
https://x.com/Godhanda13/status/1770737247937007935?s=20
にその理由は詳しい。
僕はもともと絵描きなので、
「筆の紙への置き方」で、
線質が変わることを知っている。
立てて使うのと寝かせて使うのでは、
効果が変わるから、
自分が何をしたいかによって、
筆の寝かせる角度をコントロールすることが、
絵を描くことだと本能で理解している。
なので、
鉛筆型のハンダゴテ(それしかハンズになかったので)を、
使った時も、
「短時間に熱をたくさん伝えて、
両方の部材の温度をハンダの融点以上に保ち、
コテを離したあともすぐに冷えない程度に、
温めること」
という原理がハンダゴテだとわかっていたので、
自然と、
「寝かせて、点ではなく線で伝える」
ことをやっていた。
絵描きの素養と、ハンダづけの原理を両方知らないと、
「鉛筆型で初手で成功する」
は不可能だ。
そして、寝かせて線接触にすることを思いつかない人は、
一生思いつかないだろうなとも思う。
だから、
鉛筆型よりも、
「面で接触することがわかりやすい/
偶然面接触に気づくことができる」
マイナスドライバー型を、
標準装備にするべきだ。
その上で、コテ先をあえて鉛筆型にしたい人だけ、
交換すればいいと思う。
絵筆の筆先にあれだけ種類があるのに、
コテ先は鉛筆型しか売ってない理由がわからない。
仕入れ側が知識がなく、
とりあえずこれ?と納入しているなら、
卸す側は「初心者向けにはマイナスドライバー型をお勧めしていますが?」
と忠告するべきだと思う。
また、C型とかD型とか、
名が体を表していない型番も廃止するべきだ。
廃止できないなら、
C型(鉛筆タイプ)のように併記して、
初心者にわかりやすくするべきだ。
僕は自作キーボードをつくりたくて、
授業で習ったこともない、
肉眼では見たことがないハンダづけを、
家でネットを見ながら初めてやった。
何が成功で何が失敗かもわからないし、
どうすれば成功するのか、
失敗はリカバリーできるのかもわからないまま、
芋はんだで初めての4キーボードmeishiをつくった。
(案外動いた)
340℃にキープできる温調ハンダゴテは渋谷ハンズで買った。
他に売ってそうな所は知らなかったので。
(Amazonでいきなり買うのは怖かった。
手に取って使いやすいかを見たかったし。
また、いきなり秋葉原で買うにしても、
どこで何を買うべきか無知の者が紛れ込むには、
辛い街である)
絵筆に慣れてるせいか、
コテ先に残ったハンダを、
思わず指先で拭って火傷したのも思い出だ。
(水彩や油彩では、乱れた筆先を指で整えるからね)
そうした痛い目に遭いながら、
人は少しずつスキルを積み、
無意識に成功するようになってゆく。
それには、鉛筆型のハンダゴテは、
あまりにも初心者に厳しいと僕は思う。
ハンダづけとは、
340℃で溶けたハンダを、25℃の金属になすりつける行為ではない。
金属部分を両方ハンダの融点以上に温めて、
その間に液体ハンダを泳がせて、
三体を馴染ませることである。
金属部分に接触してるプラスチックは、
金属が340℃になったら溶けないの?
溶けるよ。ただ、「熱が伝わるまでに少し時間猶予(数秒)ある」
を知っとくと違うね。
その工作をやりやすいのは、
丸筆、鉛筆型よりも、平筆、マイナスドライバー型だ。
C型とかB型とかしらん。
僕はすべてのUIは他に参照しなくても良いものを理想としている。
鉛筆型とマイナスドライバー型、
ないし丸筆と平筆表記でいいと思う。
2024年03月22日
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