ちまたで良いと言われているものを、
少しずつ試しているシリーズ。
今回はテープMOD。
PCBに、全面的にマステを貼る。
裏にべったり貼ってるのをよく見る。
これをすると、
打鍵音がthockになるらしい。
つまり高周波を吸収して、
低周波だけになるっぽい。
ドラムにガムテを貼って、
デッドニングすることに近いのかな。
じゃあガムテでもできるはずだが、
手近な所にあり、
剥がすのが容易なマステでやってるのかな。
僕の改造MiniAxeだと裏に貼るのは無理なので、
表面(上になる面)に、
スイッチ穴を避ける形で貼ってみた。
まずは効果を試そうと2枚重ね貼り。
…オッ、ええやん。
音のことでなく、振動のことを僕は気にしている。
高周波ノイズが消えて、
まとまりのある、
高級な打鍵感になった。
これでウホウホ打ってたんだけど、
途中で「個性がなくてつまらねえな」
と思い始めた。
たしかに大人しくなり、
まとまった打鍵感にはなるのだが、
優等生っぽくて付き合っててつまらない感じ。
もっと不良のほうがいいんじゃね?という。
自キ界のスイッチマニアのらふさんも、
散々試して、
最近は大元のチェリーブラックに戻ってきたらしい。
カスカスに擦れるのだが、
その存在感がいいんだって。
そうそう。
完全に消える、リアクションのない道具は、
最適の道具か?
という、次の問題があるんだな。
つまり、
人を斬った気がしない日本刀は、
使ってて楽しいのか?という話だ。
ある程度実感を持たないと、
やってもつまらないになるのでは、
という話。
というわけで、
テープMOD2枚重ね→テープMOD1枚→なし
と、計4回全バラし→再組立をやってしまった…
打鍵感の調整、むずかしいんだね。
個性を消す方向のMODは、
バラツキがある製品の時は有効だけど、
最近の精度の高いスイッチだと、
その持ってる個性を消して、
均一すぎるつまらないものにしてしまうのか…
たとえばガスケットマウントも、
そういう傾向がある。
最初に出てきたときは、
こんなに滑らかな打鍵感にって思ったけど、
何でもかんでもガスケットになってしまうと、
なんだかどれも一緒になってしまって、
飽きて来るんだよなー。
人間とは贅沢な生き物だ。
ということで、
テープMODはやめた。
でもめっちゃ効果があるので、
是非試されたい。
試した上で、やるかやらないかを決めると良い。
ずっと気になってた戻りの振動は、
現在スイッチデッドナーの隙間に、
鉛シートを貼ることで、なんか減ってきた。
これで真鍮打鍵システムが、
だいぶ上手くいってるような気がする。
2024年03月23日
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