2024年03月23日

【自キ】テープMODの研究

ちまたで良いと言われているものを、
少しずつ試しているシリーズ。
今回はテープMOD。


PCBに、全面的にマステを貼る。
裏にべったり貼ってるのをよく見る。

これをすると、
打鍵音がthockになるらしい。
つまり高周波を吸収して、
低周波だけになるっぽい。

ドラムにガムテを貼って、
デッドニングすることに近いのかな。
じゃあガムテでもできるはずだが、
手近な所にあり、
剥がすのが容易なマステでやってるのかな。


僕の改造MiniAxeだと裏に貼るのは無理なので、
表面(上になる面)に、
スイッチ穴を避ける形で貼ってみた。

まずは効果を試そうと2枚重ね貼り。
…オッ、ええやん。

音のことでなく、振動のことを僕は気にしている。
高周波ノイズが消えて、
まとまりのある、
高級な打鍵感になった。

これでウホウホ打ってたんだけど、
途中で「個性がなくてつまらねえな」
と思い始めた。

たしかに大人しくなり、
まとまった打鍵感にはなるのだが、
優等生っぽくて付き合っててつまらない感じ。
もっと不良のほうがいいんじゃね?という。


自キ界のスイッチマニアのらふさんも、
散々試して、
最近は大元のチェリーブラックに戻ってきたらしい。
カスカスに擦れるのだが、
その存在感がいいんだって。

そうそう。
完全に消える、リアクションのない道具は、
最適の道具か?
という、次の問題があるんだな。

つまり、
人を斬った気がしない日本刀は、
使ってて楽しいのか?という話だ。
ある程度実感を持たないと、
やってもつまらないになるのでは、
という話。



というわけで、
テープMOD2枚重ね→テープMOD1枚→なし
と、計4回全バラし→再組立をやってしまった…

打鍵感の調整、むずかしいんだね。

個性を消す方向のMODは、
バラツキがある製品の時は有効だけど、
最近の精度の高いスイッチだと、
その持ってる個性を消して、
均一すぎるつまらないものにしてしまうのか…


たとえばガスケットマウントも、
そういう傾向がある。
最初に出てきたときは、
こんなに滑らかな打鍵感にって思ったけど、
何でもかんでもガスケットになってしまうと、
なんだかどれも一緒になってしまって、
飽きて来るんだよなー。
人間とは贅沢な生き物だ。

ということで、
テープMODはやめた。
でもめっちゃ効果があるので、
是非試されたい。
試した上で、やるかやらないかを決めると良い。



ずっと気になってた戻りの振動は、
現在スイッチデッドナーの隙間に、
鉛シートを貼ることで、なんか減ってきた。
これで真鍮打鍵システムが、
だいぶ上手くいってるような気がする。
posted by おおおかとしひこ at 19:51| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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