2024年03月25日

【薙刀式】新下駄からのコンバート組がちらほら

新下駄→薙刀式へコンバートする人が、
立て続けにいたので流行ってんのかな、
と観察してみる。


親指シフトから薙刀式へのコンバートは、
分かるんだよね。

そもそも第一世代である親指シフトの効率性は、
第二世代、第三世代の新配列より劣る。

アルペジオの発見以前だし、
和語や外来語には強くないし。
タイパー達の開発によって強くなったqwertyに、
たいして勝ててないと僕は思う。

(そもそも親指シフトの想定は秒3カナ〜4であり、
その速度帯なら楽なのは親指シフトだけど、
現代のqwertyはそれより速くなってると思う)

なので親指シフトのめざした、
「よりよい日本語配列」は、
第二世代、第三世代の新配列のほうが実現できてるとすら思う。

もちろん、
親指シフト→新下駄
というルートもあろう。
効率性を求めるならそれもありだ。

だけど薙刀式はマスターが楽なので、
「やってみようかな」と思いやすいのかもしれない。



で、新下駄→薙刀式だ。

なんで新下駄に手を出すかというと、
「最速の効率性」
「親指を使わなくていいこと」
「実装例が豊富だし、簡単に実装できるので、
どんな環境でも使える可能性がある」
などといったところか。

ただ諸刃の剣で、
「マスターまでに時間がかかる」ことや、
(それでも親指シフトの方が時間がかかる。
なぜなら合理性のある新下駄の方が指は覚えやすいから)
「中指薬指の同時打鍵を使いこなせない」
なんかがあるんじゃないかと思う。


新下駄→薙刀式にコンバートする人では、
「マスターの楽さ」に言及する人が多い。
スパルタ難易度→最楽難易度のジェットコースターかな。笑

ただ、
新下駄をマスターし切った人が流入するのではなくて、
完全にはマスターしなかった人が多い印象。
そもそも新下駄を使いこなせるなら、
薙刀式に手を出す意味は薄いのではと思われる。

なんとなく脳負荷が高いとか、
手がおっつかないとか、
全部覚えきれないとかの、
なんらかの「脱落」で、
薙刀式へ流入するんじゃないかなあと観察している。


逆はあるのかな?
薙刀式→新下駄。
より高速性が欲しいときかな?
親指に囚われないようにしたいから?
実装困難だから、より実装が楽な環境に変わって?
難しそうだから一旦薙刀式をやってみたが、
行けそうと踏んだのでいよいよ新下駄、
なんて人もいるかも知れないね。

僕は色々やってみることは悪くないと思ってるので、
色々渡り歩いたほうが、
比較検討しやすいんじゃないかと思う。

ただそういう人は、
触ってみた上での実感を記録しておいてもらうと、
後から来る人の参考になるので、是非。
登山家みたいなものだ。
石を積んだりしておくと、あとあと役に立つものだ。


僕は自分で触ってみた配列と、
薙刀式の比較はある程度できるけど、
それ以外は無理なので、
その他の配列と薙刀式のコンバートの話も見てみたい。


すべて同置の考え方、
拗音や外来音の考え方、
アルペジオ部分、
BSやエンターやカーソルや編集モード、
などはパクることができる部分かな。
総合力としての薙刀式ではなく、
部分的な薙刀思想というのもあるかも知れない。
posted by おおおかとしひこ at 12:42| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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