戻り振動も真鍮入れたら、劇的に良くなりすぎてびびっている。
以前戻りに真鍮を入れたところは、
トップハウジングの裏、
ステムの両肩が当たる部分。
天面の、1.5mm×0.5mmくらいの、
とても小さなところ二ヶ所に、
0.2mm真鍮板をはりつけた。
それだけでも劇的に戻り感覚は変わったが、
バラツキが大きすぎて
(加工難易度が高く、精度が出なかった)、
あんまり「よい」まで来なかった。
「いいかも?」までは来てたんだけどね。
で、
今度やったのは、
そもそもトップハウジングの振動を抑えようと、
3Dプリントしたデッドナーを接着しているんだけど、
そのデッドナーとトップハウジングの間に、
真鍮板を滑り込ませる方法論。
0.2mmの板+両面テープなら意外と差し込めた。
場所はステムの両肩が当たる部分の、
ハウジング表側。
ここなら幅1mm、長さ5mmくらいと、
裏部分より大きな面積=質量に貼れる。
つまり、
デッドナー(PA11)
両面テープ
真鍮板←ここ
トップハウジング(ナイロン)
ステム(HPE)
バネ
のような構造になっている。
これが、劇的に打鍵感がよくなった。
今まで経験したことのないクリア感がある。
結論でいうと、
金属トップハウジング、金属ボトムハウジングが、
正解なんじゃないかな。
あるいは金属ステム?
(DMMでつくれるかな)
これまで、
シリコンや天然ゴムや鉛やマステや養生テープなどで、
振動制御をしてきたことがバカバカしくなるくらい、
清々しい金属打鍵感になる。
金属トッププレートを試そうかなと思ってたが、
それを帳消しにする勢いだ。
デッドナーがない時、
鉛シートをスイッチの表側天面に貼ってて、
それでだいぶデッドニングしてたけど、
真鍮を貼ればよかったのか…
0.2mm真鍮板はギリ鋏で加工できる。
ただ鋏はねじれるので、そのねじれを丁寧に戻す必要がある。
切断堂とかで、天面に貼るパーツつくれるかな?
…調べてみると、0.5mm、1mm厚あたりがあり、
細かい形もレーザーで行けるっぽい。
あとは値段か…(設計だけしてみよ)
真鍮は昔から人類がペン先に選んできただけのことはある。
なんかいい。
万年筆を僕は常用してるわけじゃないが、
そんな感触になってきた。
これで真鍮の入ってるところは、
PCBとボトムプレートを結ぶスペーサー(元々の設計)、
スイッチ下部とボトムプレートの間、
トッププレートとPCBの間、
スイッチ天面、
ということになった。
(結構重い)
2024年03月26日
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