NIKEのキャッチコピー、
Just do it.
ってすごく日本語に訳しにくいよね。
短くて強い訳を作れた人っていなさそうだ。
とりあえず思いついたのでメモしておく。
ただ、走ればいい。
do itを抽象的に訳すのはとても難しい。
そういう日本語がないからね。
日本にNIKEのCMが上陸した時、
「さあ、やろう。」
というダサい日本語訳が使われていた。
なんか変だったのですぐ使われなくなり、
英語3ワードだけに戻された。
直訳すれば
「ただそれをやれ」で、
「考えるな、感じろ」
的なニュアンスだ。
なので、
日本の運動部文化の中で、
それを意味するのは「走る」だなと思ったわけ。
考えずにまず走れよ、
走ってなんぼ、
朝から走ってるか?
などのような、
ただそれをがむしゃらにやることを象徴するのは、
日本だと「走る」だなと思った。
思いが走るとか、筆が走るとか、
たとえとしても使われるので、
悪くないなと思ったわけ。
(使いパシリとか、先走りとか、
悪いたとえもあるけど)
あと命令形なのは日本語としては良いニュアンスじゃない。
「ただ走れよ」だけだと、
部活の怖い先輩を思い出しちゃう。
だから自発的な内語として、
「ただ、走ればいい。」と表現してみた。
原語にはrunもgoodもないが、
意訳としてあってると思う。
Just do it.
の日本語訳はなかなかに難しい。
強い言葉にしたいが、
言語のクールな、思考してない感じも表現したいし、
その先の、ただ体を動かす喜びみたいなことまで突き抜けたい。
そんな名訳がもしあったら教えてください。
表現を考える上で、これは本質的な悩みだよね。
2024年03月30日
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