何故最初は勢いよく書けても、
途中でぐだり、書けなくなってしまうのか?
作者の馬脚があらわれてしまうから。
つまり、
最初に勢いよく書けた部分は、
たまたまなのだ。
春のクラス分けみたいなことと同じだ。
最初は知らない人同士なりの、
ハッタリや勢いが出て、
なんか上手く行った感じがするんだけど、
次第にそのメッキがはがれて、
地金が出てくる感じ。
ストーリーそのものが良かったんじゃなくて、
勢いで書けそうと思ったから書いた、
というのが真実のところではなかろうか。
対処法はふたつある。
ハッタリがバレたのだから、
ハッタリをまた重ねる。
嘘つきのやり方だ。
目先を変えて行くことで、
その先へ興味を持たせる手法ともいえる。
ただ二時間持つかな?
大抵何もない、結果スカスカなものになってしまい、
ラストシーンで馬脚バレバレになることがある。
ファイアパンチなんかはまさにその典型だった。
最近だとオッペンハイマーも、
時系列順だと知れてる話だと思う。
もうひとつは?
ストーリー自身が熱を持ち、
多少の勢いなど関係ないように、
練り直すことだ。
放っておいても勢いがあるくらいの、
回転する車をつくることだ。
馬脚だけでなく、馬本体までちゃんとつくる。
それだけのことだ。
五月になれば、最初の勢いなどどこへやら、
大体本質通りのキャラに戻るものだ。
あるいは、
付き合って三ヶ月目あたりにそういうことがありそうだ。
そこから何をするかは、結局中身次第なんだよな。
前者のやり方で成功するのかな?
こねくり回してるうちに出来上がることもあるから、
絶対悪ではない。
ただまた最初から組み直さないと、矛盾だらけになりそうだから、三度手間くらいかかりそう。
最初から後者ができれば、それに越したことはないが、
それって難しい。
まあ、両方やりながら、ゴールまで辿り着くことさ。
そしたら、またリライトして整えればいいのだ。
馬脚は、いずれバレる。
悪役ほどバレて失脚する。
それ前提で走り、
最後にはちゃんとなってればいい。
まず走ることだ。
2024年05月24日
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