これを機会に、一挙にまとめてみようかな。
それぞれの定義を。
【短距離】
30秒程度のランダムワード競技である、
タイプウェルを基準に。
単位: 秒あたりのカナ数
【中距離】
10分程度の自由文を基準に。
コピータイピングは除いた。
KIH2023で記録されたものを中心に。
http://oookaworks.seesaa.net/article/499259535.html
単位: 変換後文字数/10分
【長距離】
1時間程度の自由文を基準に。
内容によって激しく差が出るが、
気楽なブログ文程度が記録に残っているのでそれとしよう。
単位: 変換後文字数/1時間
とはいえ、明言されているものは、
qwerty: 5000
薙刀式: 5000
親指シフト: 5000
くらいか。情報求む。
横を揃えるために、以下全角文字で。
有効数字は2桁とした。
qwertyとJISカナ以外は中距離速度順にならべた。
tAZIKはtomoemon-AZIKの略。
T改はT-code改の略。
長 中 短
Qwert 5000 1700 14 ※トップタイパー
JISカナ 1300 16 ※トップタイパー
薙刀式 5000 1500 5.4
tAZIK 1500
いろは坂 1300 10
飛鳥 1200 8.3
月 1000 14 ※同一人物ではない
月光 1000 5.6
Uruzu 1000
新下駄 900 8.3
親指シフト 5000 900 5.8※同一人物ではない
T改 900
6ppn 800
ブリ中トロ 800
れんか 800
大西 700
蛇 5.8
かわせみ 5.8
誤り、抜け、漏れがあったら訂正してください。
傾向としていえること。
・短距離と中距離は比例しない。短距離と中距離は別競技。
・中距離と長距離は比例しない。
短距離と中距離と長距離は別競技。
タイピングゲームの測定は短距離のみ。
これをもって中長距離を推定するのは、
かなり誤りだとわかる。
長距離は、おそらく速度自体は大きく変わらなくて、
思考速度がボトルネックになるのだろう。
そして、人間の考える速度は、
それほど差がないのだと考えられる。
となると、
長距離で大事なことは、
疲労の軽減だ。
qwertyローマ字やJISカナは、
疲労を殴り捨てて短距離速度に特化した配列、
とさえいえる。
一日だけ書けばいいのではない。
明日も同じ量を書き、明日も同じ量を書き…
という生活においては、
疲労軽減で体を壊さないことこそがむしろ一番だ。
「健康が大事」とおばあちゃんみたいな結論になる。
それが一番速いんだよと。
その何日もやることを前提としている時に、
秒単位の何を競っても無駄なのでは?
そもそもタイプウェルの元になった考えは、
アメリカのタイプライター大会だ。
「効率」というものを数値化して計算しようという、
現在の工数的な考えが生まれた
(オペレーションズリサーチという学問にまとめられている)時代のものだ。
工数管理すればわかるけど、
そんな線形にことが運ぶ例はまれである。
人間は非線形で生きてるからだ。
また、数値化して測定不可能だが、
「脳から出たものを文字に定着させる速度」が、
そもそもあると思う。
それはたくさんの文字数の総合ではなく、
「いま、ここ」の文字やフレーズのことだ。
僕にとっては薙刀式が最も速い。
理由はこれまでにたくさん述べてきた。
人による相性が大きい可能性は、ある。
2024年04月10日
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