2024年04月10日

【配列】New Stickneyがいよいよ完成らしい

https://shiki.esrille.com/2024/04/new_stickney.html
自作キーボードの草分け、
エスリルキーボードの作者は、
もとTRONカナ配列使いだったのかー。へえ。
17案目で確定のようだ。めでたい。


子供にも使えるものを、
初心者にもやさしいものを、
という基本設計思想は共鳴できる。

だけど、
実際のところ「50音の行が同じところにまとまっている」
ことが、どれだけ覚えやすさに寄与するのか?
については、
僕は昔から疑問ではある。


打鍵にまごつくレベルでは役に立つとは思う。
初学者、ないし、
滅多にキーボードを触らない人、
あたりには役に立つだろう。

でも初学者はキーボードを使い続ける限り、
数ヶ月でマスターしてしまって、
行から探さなくなるだろうし、
滅多にキーボードを触らない人は、
今やフリックや音声入力でいいんじゃないかとすら思う。

そもそも50音順は、
使用頻度や前後の連接や、
日本語の中核の言葉順、
などのような意味のある順番ではなく、
恣意的に並べられた母音と、恣意的に並べられた子音の、
単なるマトリックスに過ぎない。
それが近いことは、
音が近いことにはならないし
(子音が同じことと、母音が同じことはどちらが近いだろう?
それは恣意的なことにすぎない)、
意味的に近いことにはならない。

意味的に近いとは、
たとえば「わたし」の隣に「きみ」がいるべき、
のようなことだ。
(出来るかどうかは問わない)

まあ、
無意味でランダムに見えるキーボードよりも、
いくばくかの意味が付与されたキーボードのほうが、
安心する、という要素はあるかもしれない。

ただ、僕はそれがベストのキーボードのあり方とは考えない。
あくまで、別解の一つとしてはあるんじゃない、
くらいに考えている。


なので、
実際のNew Stickneyを用いた、
打鍵動画を見てみたいのですよ。(またか)

百聞は一見にしかず。
新JISが目指した、
「誰でも600字(変換後)/10分」
が実現できてればそれでよし、
そうでなければ意味がないと思う。

ただ、600は今の大人のレベルからすると、
やや遅い。
KIH動画で800出てるのに、
俺より遅いとマウント取る人が出てくる始末だからね。

子供たちが600行けたら最高だけど、
作文力がそもそもそんなに無いかもしれない。

あるいは、大人が使ったら、
それなりの速度が出るかもしれない。


この先、
そうした「実証」がなされることを、
切に願うばかりだ。

配列図だけだと、側から見たら絵に描いた餅だ。
その餅がほんとうにうまいかは、証明しなければならないだろう。



もし都合が合えば、撮影編集しますよ。
エスリルキーボードないしロウスタッガードで、
見てみたいです。
posted by おおおかとしひこ at 17:10| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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