2024年04月13日

【薙刀式】脳から出る速度

短距離速度、長距離速度、
コピー速度、創作文速度以外に、
議論しようとしていた速度があった。

脳で出てきた概念(書きたいこと)を、
外に出す速度みたいなもの。


僕はこれができるのは、
手書きが一番速いんだよね。
だからメモは手書きで取るし、
原稿の第一稿は絶対手書き。
(ブログとかは脳負荷の低い文章なので、
フリックか薙刀式で書いている)


次点が薙刀式。
フレーズ単位で指が走るし、
編集が楽なのでとてもよい。

手書きとの差は、漢直か否か。
普段打ってる単語で、
一発で変換できるならそう変わらないかもだが、
誤変換したとき、思った漢字が出ないときは、
かなりのストレスになる。

あと手書きは省略文字が出来るので、
ひらがなを続け文字にしたりなどして、
より「ひとつの概念単位」を「一筆書き」しやすい。

薙刀式はそれを意識した配列ではあるが、
手書きの筆跡の自由度には負ける。


三番目がフリック。

寝っ転がりながら書くのは最適。
カフェや電車でも書けるのもよい。

ただし誤変換が相当多く、
長文の一括変換が大抵ダメなので、
思考が細切れになりやすい。
編集もつらいし。


その次が喋ることかな?

僕は喋りがそんなにうまくないからこそ、
書くことが発達した人種だ。

同じことを伝えるのは、フリックの方がすらっと出る。
喋るときは、
どうも論旨がずれていくことが稀に良くある。
だから、本当に自分の脳内がきちんと出てってる?
って疑いが晴れない。


その次くらいにqwertyローマ字かな。
もう何年もまともに打ってないから、
赤ちゃんみたいになってるかもだ。
ブラインドタッチは結局完全マスターしてない。
(カナ配列をやるとqwertyが上手くなる現象があり、
今ならわりとブラインドタッチ出来ちゃうけど)

指がもつれ、左右追い越しもよくあるので、
それらに意識を取られて、
自分の思考が蒸発しがち。

これを止めたくて、配列を変えたいと思ったのだった。



脳から出る速度は特定できないが、
手書きを100として、
手書き:薙刀式:フリック:喋り:qwertyは、
100:80:65:60:15
くらいの体感速度だな。


速く打てるのは、
摩擦がなくスルッと出る感じ。
遅いのは、
摩擦が強くて、なかなか届かない感じ。
詰まってる時も多い感じ。


僕にとってのqwertyは、だから15くらいのうんこレベルなのだが、
qwertyを自分のものにできた人は、
これが80とか100行くのかも知れない。
「qwertyでものを考える」ができてるかもだ。
僕はあくまで手書きでものを考えるので、
左手使わなきゃいけないのがうざいし、
あちこちに指使わなきゃいけないのもうざいので、
この辺が大変な抵抗になる。

なので、
人によってこの速度は、かなり異なるだろうと想像する。


僕が最もqwertyを批判したいのは、
自分の思いが出て行きづらいこと、
ただ一つかも知れない。

それを具体的な要素に分解すると、
指のヒートマップが不合理だし、
運指のめちゃくちゃさの不合理、
になってくるのだろう。


人によって、
何が良いかは異なると思う。

だから僕の結論は、
薙刀式最高!だけではなく、
配列を自由に選べる社会の到来だ。
キーボードか本体に切り替えボタンがついてて、
すぐに変えられるのがよいと思う。

qwertyは僕には纏足である。
纏足を脱ぐ方法を知らない人に、
新配列の世界を知って欲しいと思っている。
posted by おおおかとしひこ at 17:24| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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