2024年04月20日

【薙刀式】DvorakJ更新停止

常駐することで、
キーボード入力をフックし、
配列を変えるソフトDvorakJ。
キーボード配列変更エミュレータとして、
長年愛用して来た。

それが予告なく公式に配布停止になってしまった。

薙刀式は、DvorakJ上で走る配列だ。
ご新規さんの案内をどうしようか。
急に死活問題がやってきた。

(結論からいうと、オリジナルページに誘導することで、
ご新規さんはなんとかなりそう。これからマニュアルなど対応しなければ…)


DvorakJは、キーボード入力をフックする言語、
AutoHotKeyによって記述されている。

これがv2にアップグレードしたため、
これに対応することができないとして、
新規配布をやめたのだろう。

Windows11更新の問題かな?


薙刀式は、
DvorakJという巨人の肩に乗り、
それがAutoHotKeyという巨人の肩に乗っていた。
だから僕は、
論理配列だけを考えることができた。

一からプログラミングしていたら、
この効率的な配列に辿り着くまで、
何倍もかかっていたに違いない。

それが巨人ごと倒れるとは。



現在も更新中なのは、
綾木さんの紅皿、岡さんの漢直WS、
専用版が、
eswaiさんのQMK版、Mac版、
とるさんのWin版。

うーむ、これらに寄りかかるとして、
僕はDvorakJ版を更新することしか出来ないなー…

次のv16はDvorakJ版として出すが、
それで打ち止めかなー。
fix版として完成したv15のわずかな改修版なので、
最終版を名乗るべきかも知れない?

たとえば固有名詞モードは比較的楽に定義できたし、
原稿書く時はめちゃくちゃ重宝してるのに、
移植版では省略されてることも多いしなあ。


直接僕が昔の版を配布したら怒られる?

確認したらCC BY 3.0準拠だったので、
クレジットとともに配布することは可能と解釈できる。
https://blechmusik.xii.jp/resources/app/DvorakJ/license/
となると、
ここに案内してDLしてね、でいいはず。
https://blechmusik.xii.jp/resources/app/DvorakJ/archive/2014/06/

これの6/7版が最新と。
NYSL、gpl-2.0についても確認したので、
僕が配布してもいいし、ここに誘導してもいい、
ということだと思う。
(改変自由性確保のためにソースコード添付が推奨らしいので、
僕が配布するよりも誘導のほうが無難だな)


しかし2014年が最後の更新かー。
10年を期にやめられたんですね。
おつかれさまでした。



ありがとうDvorakJ。
カタナ式も薙刀式も、DvorakJがなかったら生まれなかった。

その名の通り、DvorakJP配列の実現用ソフトだったのだが、
汎用性が高いため、配列エミュレータとして成長して、
数々の論理配列を試すときに使い勝手がよかった。

とくにSandS、直接入力と日本語入力で二つ定義できること、
タイピングゲーム用モードがあること、
無変換キー、変換キーを押しながらの何かを定義できること、
などは簡単な操作でとても助かった。

なにより薙刀式のみが採用してる同時押し形式、
相互シフトは、DvorakJの「真の同時押し」がなかったら、
思いつきもしなかったと思う。


僕のプログラミングレベルでは、
ここまで到達できない。

感謝で一杯の気持ちだ。
posted by おおおかとしひこ at 10:21| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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