2024年04月27日

【薙刀式】最小労力

配列の目的のひとつは、労力の最小化である。

仮に究極の配列があり、
最小労力になった場合、
どれくらいの労力になるんだろう?


つまり、労力の最小の極限値を、
想像しようとしている。
実際には到達できないのかもしれないが、
理論的な漸近値みたいなことだ。

かりにそれをZとしようか。


薙刀式がZにどれだけ肉薄しているかは分からないが、
qwertyの1/3くらいにはなっていると思う。
そもそも労力はキーボードによっても変わるが、
僕は自作キーボードによって、
リアルフォース30gよりも、
快適で労力が少ないキーボードを使っている。
だから労力の単位はCalなのかな。ジュールでもいいけど。


で、何が言いたいかというと、
Zはどうやっても有限で、0にはならないよな、
ということ。

つまり、
どんなに最高の配列とキーボードを使っても、
たくさん書けば「疲れる」ということなんだよな。

従来の理論は、いかにそれを効率化するか、
しか語っていないが、
そもそも最高効率だとしても、
一万字を書くにはZCalかかり、
ご飯何杯分にもなり、
15Calにはならない、
ということだと思うわけ。

なんだかんだ疲れることに変わりはないのだなー、
という実感だ。
だからどうやっても書きすぎたら腱鞘炎になる。
我々は有限だ。
なりにくくはできる、というに過ぎないのだなあと。


「最適化」という言葉の罠だ。
最適という訳語は間違っていると僕は思う。
optimizeでしかないからね。
「最も適した」ではないのだよ。最小値じゃんねそれ。
minimizeではないのだよね。

せいぜい、ベストエフォートというのが、
合ってる訳だと思うなあ。


つまり、
どんな物理キーボード×論理配列でも、
Zを下回って楽になることはない。
それは正の具体的な値だろう。

その極限値はいくらなのかなあ。
手書きのほうが下な気が、
ずっとしているんだよなあ……

手書きと、
たとえばData handのような指をちょっと倒すだけの、
最小キーボード×最小労力配列で、
どっちが楽なんだろう?


仮に、30万字を書くとしよう。
文庫本3冊。

だれぞ、見積もってくれ。
posted by おおおかとしひこ at 11:58| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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