2024年06月15日

でかいことをやれ

でかいことをやると、おもしろい。
でかいことをやると、みんなが注目する。
だから、見世物は、でかいものである。


巨人は見世物になる。
象は見世物になる。
巨大なものが食べたり、喧嘩したりするのは、
それだけで見世物だ。
巨大ロボットは見世物になる。
でかいものは、それだけで「珍しい」からだ。

同様に、
でかい話は見世物になる。
それだけで珍しいからだ。

もちろん、
無限に予算をかけられるわけではないから、
そんなにでかいことは出来ないかもしれない。
だから厄介なんだけど、
でも「一点豪華」ならば可能性がある。
どんどんスケールアップしていく、
無限に予算がかかりそうな話は現実的につくれなくても、
一点豪華で、ここだけは予算をかけると、
ショウとして見世物になるぞ、
というポイントがあると、
おもしろくなる。

みんなそれに予算をかけようと思い、
なるべく一点豪華でなんとかできそうなもので、
しかも何かでかいもの。


パトレイバーの実写映画をやったとき、
実物大のパトレイバーをつくったよね。
でかいものはそれだけでたのしいのだ。
横浜やお台場にガンダムがあったのもそうだね。

大仏の時代から、我々は大きな神輿が好きなんだな。

でかい、だけでなくてもよい。
速い、とか、多い、とか、
「何かを超越している」とよい。

「すごい」「やばい」だと抽象的だから、
「具体的な何かのパラメータが大きい」と考えると、
おもしろくなる。

「ちんこが30センチある男の話」だけでも、
おもしろくなる可能性はあるわけ。
「145歳の女」でもよい。
小さいのも逆に良いかもだ。
「身長が90センチの成人」や、
「手が2センチしかない男」でもよい。
その小が実は大をなす、
なんてやれば、スケールは相対的に大きくなるよね。


つまり、でかいものは、
それだけで「圧倒する」のだ。

なんでもいい。
でかいことをしよう。
でかいものを書け。
物理的でなくてもよい。何か抽象的なものがでかくてもよい。

戦艦大和がドラマティックなのは、
日本最大の戦艦だからだ。
中途半端な巡洋艦は題材に選ばれない。
必ず最大の戦艦が選ばれる。
でかいことがみんな好きなのだ。

惑星の話を書くならば、
木星が主役になるだろう。
でかいからね。


あなたの話は、何がでかい?
それが、観客を圧倒する。
それを、観客は求めている。

圧倒されたいのだ。すげえーって言いたいのだ。
ガワでいい。なに?

世界最大の作戦とか、
世界最大の国家とか、
世界最大の観客を集めたコンサートとか、
それだけで題材になるでしょ?
そういうことだ。

世界最大の感動とかだと、その根拠がいるね。
だから、抽象的なことよりも、
具体で考えるといいよね。

世界最大のちんぽを持つ男の話や、
世界最大のおっぱいを持つ女の話は、
それだけで聞いてみたいものね。

世界最大の〇〇、日本最大の〇〇で、
いっちょ何かを考えてみるのだ。


たとえば「世界最大の試合」は予算的に難しい。
じゃあ「世界最大に集中した試合」
「世界最大にラリーが続いた試合」
「世界最大の逆転劇」なら、
可能かもしれないよね。
そんな風に「でかいこと」を考えるのさ。

局地戦で予算を削って、
しかしそこにあった、「世界最大のでかい○○」を、
見せ物にするんだね。
posted by おおおかとしひこ at 08:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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