2024年04月28日

【薙刀式】別物の運指を学ぶこと

薙刀式はほかの配列とは異なる原理の運指体系である。

だからほかの配列の応用が利かないし、
ほかの配列の常識も通用しない。
別の原理の体系である。


Twitterから。
> 薙刀式まだ覚え掛けの段階で長文打ってないから実際の運用は分からないけど、「け」「れ」の位置は結構きつい気がする
> 「ければ」多用するから固有名詞登録で覚えさせるレベルかも
> 「れ」、小指は動かしたくないし、見ずに押さえるには普段使うローマ字面から外れてるからぱっと場所が分からなくなるのよね
割り当て弄ってもいい気がする


まあまだ学び始めだから、
qwertyと比べてしまって違和感を感じることはあるだろう。
それは新しい体系をマスターするときに、
必ずあることだ。
まあ大体人間は、「今より悪くなる」ことにケチをつけがちだね。

大人になると、
体を動かすことでそういう体験を積むことがないから、
違和感ばかりが先行してしまうのだろうか。

早く、「薙刀式という動かし方」
に慣れるといいだろう。


qwertyで「れ」の位置(/)に指を動かすことがほぼないからといって、
そこを打てないことはない。
Zで打てるんだから、/が打てないわけはない。
慣れの問題だ。
そもそもqwertyは左右の運指体系の偏りが大きい。
だから、使っていない運指経路が沢山ある。
カナ配列というのは運指経路を複雑に組むものだから、
qwertyにない運指体系をたくさん持っているのだ。

そもそもqwertyは、
標準運指を十全に使っていない。
標準運指の部分集合だ。
それしか使ってこなかったら、
足りてないところは、
まだ神経が通ってないに違いない。

もちろん、どうしても無理ならば、
「れ」を「ー」の横、つまり:に置いてもいいし、
まったく別の所に置いてもいいだろう。


解せないのは「け」の位置のSだな。
qwertyでも使っているはず。
Sは子音の中でも4番目くらいには使う、頻出キーのはずだ。
だから単打としてではなく、
体系としてのS周りが慣れていない、ということだと思う。

「ければ」S/(CJ)
は運指だけで見ればたいして難しくないものだ。
左右交互だし、ロールオーバー可能だし。

たぶんだけど、
/そのものの打鍵と、SCの運指に慣れていないだけだと思う。
qwertyではどちらも使わない流れだ。
英語では、scr, schなどでまあまあ使うかもだが。


手の構え方とか、力の入れ方すら、
変わって来ると思う。
なんなら姿勢から変わるかもしれない。
それが、新しい打鍵スタイルを身に着けるということだ。

まあ、1〜3週間もすれば慣れてくる。
指自体は動くようになるものだ。
事故とかで神経が切れてたりしない限り、
人間に可能なレベルでつくられてると思う。


もちろん改造は自由なので、
より自分の指用にアレンジしてもいいと思う。
でも「ければ」がしんどい、というのは、
まだ薙刀式の神髄に触れていないんじゃないかなあ…


よければ けれど だけれど いければ
なければ すごければ かなわなければ
けばけばしい ばける はげ 下馬評
ゲバ棒 激しい 発見 けられる けられた
レゲエ レバー バレー バレバレ ケバブ

などで練習してみたらどうだろう。
それほど重要な言葉は少なく、
それほど出現頻度がある言葉の連接ではないと思う。
だから、そこそこの速度さえ出ればいいと思っている。
posted by おおおかとしひこ at 17:04| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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