二幕をスケジューリングしてみよう。
何を書いていいか分らない二幕でも、
案外スケジュールはタイトだと俯瞰できる。
仕事のスケジューリングは逆算だ。
ここまでにこれが出来ていないといけないとか、
これのデッドラインはここまで、とか、
そういう線引きで行われる。
何にどれくらいかかるか見積もり、
段階のデッドラインを引いていく。
これをやるとよい。
つまり、
二幕の展開のうち、
何段階かの段階をピックアップしておき、
「〇〇ページまでには、これを終わっておくこと」
などのように、
二幕全体を俯瞰するのだ。
こうすると、
案外「〇〇までをあと3ページで終わらせること」とか、
「〇〇と〇〇を計5ページで書くこと」
などのように、
スケジュールがタイトになってしまう。
驚くほどね。
二幕で困ることは、
この先ずっとどうしていいか、分らないことだ。
暗黒大陸の真ん中に放り出されたような感覚になることである。
そうじゃなくて、
〇ページまでに〇〇を成功させるとか、
〇〇ページで〇〇がやって来るとか、
それが最初から決まっていたら、
せいぜい〇ページ先を予定しながら動くしかないではないか。
つまり、タイトなスケジュールをこなしていく感覚になるわけだ。
もし何を書いていいか困っていたら、
逆算でスケジュールを引いてみるとよい。
(スケジュールといっても実際の執筆スケジュールじゃなくて、
作中にやらないといけないことね)
そしたら、急に締め切りが設定されて、
「あと2ページでこれを書かないと次が来ちゃう」
という風になるので、
獏として進まないより、ましなことになると思う。
「アフロ田中」のモテナイ大学生時代のとき、
クリスマスイブに彼女とデートから逆算すると、
〇週間前にやっておかないといけないこと、
その〇週間前にやっておかないといけないこと、
などを考えると、
今週中に合コンしないと間に合わない、
というハードスケジュールが出てくるやつがあった。
そういう感じ。
これから何をやるべきか分らない状態では、
ぼーっとして時が進むのを見守るだけだが、
〇〇までに〇をやっておかないといけないハードスケジュールだと、
これをやって、次にこれをやって、
というハードワークになる。
〇〇までに彼女と仲良い場面になり、
〇〇までに一回失敗し、
〇〇をやるために〇〇をやる必要がある、
などと逆、逆からつくっていくと、
二幕でも足りないことになっていて、
それらの一部を一幕でもやらないといけなくなったりする。
まあ、あとは足し引きして、二幕で描くのは何が全部であるべきか、
精査したほうがいいかもしれないがね。
(強調したり省略することを選ぶことになるだろう)
というわけで、
次に今何を書くべきか、迷い、分らなくなってしまったら、
逆算でここまでに到達していないといけないこと、
という見方をしてみることをお勧めする。
案外パンパンなスケジュールだぜ?
2024年06月17日
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