単なる「打つ」以外にも、
ホールドというやり方がある。
押しっぱなしで別の何かを打つ時の、
「しばらく押しっぱなし」の状態。
これは伸筋なのか屈筋なのか、
という問題。
薙刀式は、
複雑なホールドの体系を使う。
親指のスペースキーのホールドで、
シフト面(マイナーカナ面)に移行する。
DF、CV、REなど、
人差し指+中指を二つホールドすると、
編集面1、2、固有名詞面に移行する。
清音の、
濁音化、半濁音化、小書き化、
拗音化、外来音化は、
便宜上「同時押し」とは言っているが、
実際のロジックは、
「片方をホールドしながら他方
(順番は問わない)」の、
相互シフト方式だ。
これらを使いこなす上で、
ホールドのことを考えない日はない。
(無意識なのであんまり考えてない説もある)
もりやんさん:
> そういえば大岡さんと「ホールドは屈曲の方が楽じゃね?」の話もしたっけ。伸展ホールド違和感なくできるらしいけど、いやそれはわからん。打ち込んで止める浸透勁のイメージとか言ってたっけな?
どっちが楽かは人によるかも知れない。
押すのが得意なあし体と、
引くのが得意なうで体、
という鴻江理論に従えば、
我々は両極端にホールドを捉えている可能性が高そう。
つまり僕は、押す=あし体=伸展でホールド
もりやんさんは、引く=うで体=屈曲でホールド
を楽だと思ってる説。
僕の場合、
イメージだけど指を棒のように使って、
棒の後ろから押す感じ。
押す主体は根本の筋肉?掌?
なんなら肘まで繋がってるな。
つっぱり棒の後ろに巨大な質量があって、全体が押す感じ。
だから伸筋を使ってるね。
うで体/あし体を判定する時に、
「壁を押すのはどっちのやり方?」という問いで、
うで体は、「背を丸めて腕で押す」のに対して、
あし体は、「腕を曲げて胸を壁につけ、足で壁を押す」そうだ。
僕は後者。
つまり、キーに触れている部分は媒介物であり、
後ろから押すのが本体、的な感じ。
これはまさに浸透勁の打ち方と同じだ。
とくにこれは、4指の時は顕著だね。
親指は?
やや縮めた状態から擦るように伸ばして、
ホールドするのが楽だな。
(そのためのコンベックス斜め親指キーだ)
コンベックスキーキャップの便利なところは、
天面を指を伸ばしてこするだけで打てるところで、
同じ感覚でホールドできることだと思う。
一方、屈曲でホールドするとは?
手前に引くことでホールドするのかな。
自分はあまりやらないのでよくわからない。
ただ、
昔HHKBを使ってるときに、
下段を引っ掻き打ち(奥から手前に引っ掻くように、
屈筋でこする)をやってて、
てきめんに腱鞘炎になった。
縦にシリンドリカルな形をしてるキーキャップだったから、
誤ってそうしたのだろう。
僕は、押して打鍵する体であり、
引いて打鍵する体ではないのに。
この時から、「キーボードはこの形でいいのか?」と、
僕にあってないことに疑問を抱き続けてきたのだな。
ただ、伸筋で、
滑りながら擦ってホールドするとき、
長いことホールドしていると、
その形をキープしなければならないので、
どこかで屈筋に変わるかも、
という感覚がある。
コンベックスキーキャップだから、
無意識に手前に引きがちな気がする。
体感0.8秒以内くらいのホールドなら伸筋、
それ以上なら屈筋がないとホールドしきれなくなる?
おそらく、伸筋によるホールドは、
もりやんさんのいう踏み打ちに近いのか?
踏んだまま膝を伸ばしてる感覚といえばいいのかしら。
屈筋の方が強いけど、
すぐ疲れるらしい。
だから屈筋ホールド派は、
ホールドを多用する薙刀式を使うと、
疲れるかも知れない。
僕は伸筋とか屈筋とか、
あまり気にせずに普段からホールドしてるっぽい。
言われてみれば伸筋かなー、
という程度かも。
2024年05月08日
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