一般になんというか分からないので、
「文字記号」と表現してみた。
「」や?!などの役物ではなく、
外国語で言うウムラウトやアクサン記号のような、
基本文字を変化させるもの、みたいなやつ。
日本語でいうと、
゛゜小書き、長音符、拗音外来音の1モーラ2文字表記を、
仮にそう呼ぶとする。
つまり、
日本語は、
50の清音(現代語では46)に対して、
文字記号がつくことで変化して、
計136の1モーラ音をつくる言語、
ということもいえる。
(136は薙刀式で使える個数。
たとえばイェは含むがスィは含まないなど、
数え方によって前後する)
こんな風に考えると、
ドイツ語はアルファベットの26文字に対して、
ウムラウト記号と、エスツェットという27文字目を追加した言語である、
のように表現できる。
同様にフランス語も、
アルファベットに文字記号(アクサンなど)を追加した言語。
こんな風にして、
「基本文字と文字記号」のような、
セットとして言語を捉えると、
各言語のタイピングのやり方の比較ができるのでは?
などと思ったわけ。
で、各言語がどのようなセットになってるか調べたいのだが、
調べ方がわからん。
各言語に詳しいわけではないので。
で、
つらつらとさまよっていると、
以下のようなページにたどりついた。
ラテン特殊文字
https://www.asahi-net.or.jp/~ax2s-kmtn/ref/character/latin_spec.html
はあ、こういう記号類は、
ラテン特殊文字というのか。
とはいえラテン語圏までしか適用のできない用語だな。
各言語共通の言い方ってないんやろか。
中身を眺めると、
ポーランド語、ベトナム語の声調記号が、
わりと文字記号類の種類が豊富そうだね。
ベトナム語は元々中華圏の発音体系だから、
声調記号があるのはわかる。
フランスの植民地だったから、
アクサン記号のようなものを大量につけて、
フランス語的表現の中国語類、
という特殊な発展を遂げたんだろう。
ラテン語圏内の話だから、
その他アジアはどうなる、と気になるね。
中国語は声調を持つ言語だが、
アルファベット+声調記号ではなく、
それを示す一意の漢字を使う。
一音一概念という対応が興味深い言語だ。
インド語(たくさんある。ヒンディー語圏というの?)も、
記号類が色々あったような。
タイ語やアラビア語も色々あったような。
こんな風に、
基本文字+文字記号という組み合わせだとして、
それらを同時シフトに定義すれば、
どんな言語でも、
同じタイピング方式になるのではないか?
たしか親指シフトがアジア語をそういう風に、
親指シフトで出そうとしてたはずだけど、
その後どうなったかまでは知らない。
なんとなくこの、
「基本文字+文字記号」というのは、
世界の言語の共通の仕組みな気がするので、
うまく同じ仕組みで動くようにできれば、
世界はqwertyを捨てられるかもしれない、
と思ったんよね。
たとえばドイツ語は、
fまたはjと母音を同時押ししたらウムラウトで、sl同時でエスツェットにすれば、
qwertyから抜け出られるよね。
それありきで配列を変えてしまえばいいし。
こうして、バベルの民は、
それぞれに応じた最適化をするべき、
だと僕は考えている。
薙刀式の発想は、
清音+文字記号類を同時押しであとづけする、
そして各種でかぶってない、排他的配置を成功させている、
ということは言えそう。
さらに、以下を見て、
文字体系と言語の多さに絶望した。
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%96%87%E5%AD%97%E4%BD%93%E7%B3%BB%E5%88%A5%E3%81%AE%E8%A8%80%E8%AA%9E%E3%81%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
すげえな、人類。
これらのうち、どれくらいがqwertyでどんな風に打ってるのだろうか?
どんなものでもやはりqwertyベースなのか?
フランスはその馬鹿馬鹿しさに気づき、
qwertyベースのazertyを捨てて、
フランス語の打ちやすいBepo配列を生み出した。
現在併用してるらしいが、
定着したかどうかの第二報がない。
こんな複雑なことを考えてるのは、
極東の変態だけのような気がしなくもないが、
そこは言語学の人と話してみたいね。
世界がデジタルになるならば、
言語のデジタル入力が、
まったく出来てないのが、
いつもふざけるなと思う。
英語圏だけに独占させるな。
2024年05月21日
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基底文字+結合文字(複数も可能)で1文字になったりするんだそうで。
ありがとうございます。
wikiを見る限り、
https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%B5%90%E5%90%88%E6%96%87%E5%AD%97#:~:text=%E7%B5%90%E5%90%88%E6%96%87%E5%AD%97%EF%BC%88%E3%81%91%E3%81%A4%E3%81%94%E3%81%86%E3%82%82%E3%81%98,%E3%81%8C%E7%B5%90%E5%90%88%E6%96%87%E5%AD%97%E3%81%AB%E5%B1%9E%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82
Unicodeの文脈のようですね。
Unicode以前の、
もっとプリミティブな文法用語は存在しないのかもなー。
基底文字と結合文字について、横断的、歴史変遷的に研究してる文系学問はあるんだろうか…(そこまで調べる気力なし