2024年07月15日

そのストーリーラインは何色か

ストーリーを編む行為において、
〇〇のストーリーライン、
××のストーリーライン、
などを図示することは大変難しい。

だから、それに色をつけようぜ、
という簡略化の話。


赤いストーリーラインは主人公、
青いストーリーラインは憂鬱なこと、
黄色のストーリーラインはヒロインの明るいエピソードで、
黒はその闇の部分のストーリーライン、
みたいに色分けしようぜ、
ということを言っている。

何が何色でもいいのだが、
このように、色を見たら何か連想できるのがいいだろうね。

言葉によるストーリーラインは、
全体の俯瞰がとても難しい。

おそらく、言葉を列挙することで、
読むのに時間がかかり、
ひとつの図として見ることが出来ないからではないかと思われる。

だから、ひとつの図として見て、
俯瞰するのに、言葉はあまり有効な道具ではないと思われる。
だから色を使うのだ。

色ならば、
俯瞰したときに、
それらのバランスとか、順番とかが、
視覚化できるからだ。

赤が足りないなとか、
過剰だなとか、
順番は赤、黄色、青、黄色の順がよいとか、
そのように俯瞰できるはずだ。

あるいは、
あるストーリーラインが何色かな、
と考えることは、
そのストーリーラインのコンセプトを一色に決めようという行為だ。
これが何色か決まらないならば、
そのストーリーラインはどっちつかずなものになっていて、
コンセプトが揺れていて、
あやふやである、
ということが逆に分かるわけ。

ストーリーラインに、
短い言葉をつけることはよくあるが、
色をつけて言葉を排しよう、
というのはあまり見たことがない。

なので、提案してみた。


言葉による迷路ではなく、
カラフルな迷宮が出来るだろう。
色を並べ替えることで、
よりよく出来るか、検討しやすくなるはずだ。

このストーリーラインは明るいから黄緑にしたが、
もっとどんよりしたいので濃い緑色に書き直したい、
などのように考えるのもありだ。
posted by おおおかとしひこ at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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