2024年05月31日

【薙刀式】時間帯で打鍵感が変わる

という議論は誰もしていないので。


時間帯で打鍵感が変わる。
これはオカルトな話ではない。
単純に、夜になると疲れているので、
打鍵力が落ちてくる、
結果、打鍵感が変わる、という話をしようとしている。

朝は元気だから、
打鍵が強い。
夜は疲れてきているから、
打鍵が弱い。

で、
打鍵力が強いときの、ばねの反発や、
PCBのクッション、ケースやボトムへの響き、
などと、
弱いときのそれは異なるわけ。

どこ基準か?を考えないと、
打鍵感は一定にならないよね、
という話をしようとしている。

強く打鍵しているときは、
ノイズがあまり気にならなくても、
弱い打鍵の時には、
自分が発生しているノイジーな部分に、
気になることがある。
S/N比が異なるからだろう。

つまり、
朝は元気だから打鍵がクリアに感じられても、
夜はなんかノイジーだなあ、
と思うことがある。

物理が変化しているのではなく、
自分が変化しているのだ。
単純に、夜は力が弱くなっている。

時間帯というよりは、起きている時間、
活動時間ということだろう。
疲れてくるとなるべく力を使わないようになるわけ。

余談だが、スポーツや武術では、
この疲れてきたときの動きこそが、
身体が合理化した小さな動きになっているから、
これを体に覚えこませることが、
小さな合理的フォームを身に着けるための方法論だという。

しかしこの小さなフォームが出現するのは、
疲れたときなので、
だから練習は疲れるまでやるのだ。
小さなフォームがでたら、
それを意識して、無意識に取り込むことをやるのが、
小さなフォームを身に着けるコツだ。
それを目的としていないで、
疲れるまでやるのはバカのやる練習である。
まあ、疲れて、回復したら、
超回復があるからそれはそれで脳筋なのだがね。

あまり、
タイピングにおいて、
自身の疲労状態と打鍵の変化について議論している人はいない。
疲れるまでやらないからかもね。
僕的には疲れてきてからが本番、
という感じもなくもない。
昼間は仕事、夜は創作、
みたいなこともあるからね。

同じキーボード、打鍵環境でも、
自分の状態で、
打鍵感が変わってくる。
センサーが変わるのだからしょうがない。

で、キーボードの打鍵感チューニングを、
どっち合わせにするべきか、
それも難しいよなあ。
両対応はできないよなあ。

朝合わせだと夜がつらくなり、
夜合わせだと朝が物足りなくなる。

そういうことも考えて、
打鍵感の話をしている人がいない。
カスタムキーボード勢だとそうなるのかしら。
いや、おそらくこれは、
押下圧が低いキーボード特有の気づきかもしれないね。
手の力に敏感なものであるほど、
そうなると思う。

夜は手術が下手になるとか、
医師ならありそうだな。
夜は筆が鈍るとか、漫画家は全然ありそう。
タイピングだけそうならないわけがない。
思えば、
僕は一次原稿はアナログで書くので、
一定量書くと疲れるから、
字がふにゃふにゃになってくる。
そうなると文章もふにゃふにゃになるから、
あまりよろしくないと思っておしまいにする。
もともとそんなに量が書けるわけでもないし。

だから肉体の疲労と生産の質には相関がある。

デジタルだからタイピングにはそれがない、
ということになっている?
それがおかしいよな。
タイピングだってアナログの行為なんだから、
疲労と質が変わるのは当然だ。

肉体の疲労や集中力の変化を無視して、
ずっと同じ条件でタイピングできる、
という無意識の仮定に問題があるのだな。


そんなことすら、
タイピング界隈やキーボード界隈では議論されていないのが、
浅いと思うわけさ。

あるいは逆に単純に、
アナログと同じで、
打鍵力が弱くなってきたら、
今日はおしまいの兆候、ということかもしれない。
posted by おおおかとしひこ at 13:51| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック