2024年05月28日

【薙刀式】タイピング速度を上げるには

様々な方法がある。
列挙してみよう。


【指を鍛える】
【物理キーボードを変える】
【配列を合理的なものに変える】
【環境を整える】


【指を鍛える】

極論、1秒に1回しか指が動いてないならば、
指を鍛えて秒n打鍵できるようになるしかない。
実用レベルで秒2〜3カナは欲しい。
秒5カナあれば速いほう。
秒7〜8カナ以上は競技タイパーレベル。

標準運指のブラインドタッチを覚えて、
毎日記録をつけて練習するとよいだろう。
一ヶ月から数ヶ月もコツコツやれば、
わりと伸びるよ。

競技タイパーは何年〜10年単位で、
毎日鍛えているからすごい。

僕はまじめに数ヶ月やって、
あとは実戦でなんとかしてるタイプ。


【物理キーボードを変える】

いいキーボードを触ると、
「キーボードによってこんなに打ちやすさが違うのか」
と自分の見識のなさに驚くと思う。

まずリアルフォースの45g、30gモデルを触ってみて欲しい。
セブンイレブンのATMも同じ方式が採用されているので、
あれの気持ちよさがわかる人は、
リアルフォース、同じ方式のHHKBを触ってみると良い。

また、メカニカルキーボードの市販品、
Keychronやlofreeあたりを触ってみるのも良い。
Filcoはもはや旧式だなー。

これ以上の世界が自作キーボードにあるが、
深追いはしない。沼なので。

また、そもそも左に傾いたロウスタッガードは、
僕はおかしいと思う。
左右分割で対称形のほうが自然だろ。
それを実現するには、自作系しかない。
(市販品もいくつかあるが、自作の方が手っ取り早い)

いいキーボードは万年筆状態で、
ほんとうに色々ある。
自作キーボードイベント(天キー、キー部)などにくれば、
百のキーボードが触れるぞ。


自分に合うキーボードを見つけることは、
自分に合う自転車や万年筆を見つけることだ。
しっくり来る手触りこそが、
スピードの源になるぞ。


【配列を合理的なものに変える】

qwertyローマ字は、日本語を書くために特化した配列ではない。
これを使い続けることは、
あまりにも効率が悪い。
3倍効率の良いカナ配列薙刀式がある。
(3倍の基準は僕が3倍速くなったから。
ただし元のqwertyが激遅だった)

他にも新配列はたくさんある。
ローマ字配列でも色々ある(大西配列、tomisuke配列が新しいが、
けいならべ、SKY配列、カタナ式もいいぞ)。
カナ配列もたくさんある(月配列、新下駄、飛鳥、シン蜂蜜小梅など)。

あんなに指がバラバラに飛び回り、
打鍵数が多い非効率なqwertyを使ってる理由がわからん。

動線の悪い工場は効率がいいか?
ノーだよな。


【環境を整える】

椅子が悪いと書き物は効率が落ちる。
机との組み合わせもだ。
リストレストやアームレストも必要な人には必要。

そもそも、自分のベストの姿勢は何かも、
人は分かっていない。
ここは無限に探求が必要なところで、
僕も答えに辿り着いていない。



いろいろなやり方があり、
どれも沼である。

沼というのは、一発で答えが出なくて、
あれとこれのどっちがいいかは、
試してみないとわからず、
そうこうしてるうちに別のものが気になる、
みたいな現象のことだ。

他人のものもたくさんあるし、
一つに決めきれない優柔不断さが、
沼の正体ともいえる。

それゆえ、
競技タイパーたちは、
「鍛える」のみに特化してスピードを上げている。
(キーボードをリアルフォースにするくらい)
そういう割り切り方もあるだろう。


安いキーボードで、
ブラインドタッチもせず、
鍛えもせず、
qwertyローマ字を使ってるなら、
遅いに決まってるさ。

何かを改善するべきだ。

そしてこのことを追求してる人は、
かなり少ないのよね。
日本人の生産性が悪いのは、
このせいだと僕は思っている。

それよりも綺麗な字の手書きの方が、
日本語としては効率がいいまであると考える。
それくらい、
日本語をデジタルで書くのに、
今のスタンダードは劣悪だと僕は考えている。

文句が出ないのは、みんな最上を知らないからじゃないか。
posted by おおおかとしひこ at 09:54| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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