様々な方法がある。
列挙してみよう。
【指を鍛える】
【物理キーボードを変える】
【配列を合理的なものに変える】
【環境を整える】
【指を鍛える】
極論、1秒に1回しか指が動いてないならば、
指を鍛えて秒n打鍵できるようになるしかない。
実用レベルで秒2〜3カナは欲しい。
秒5カナあれば速いほう。
秒7〜8カナ以上は競技タイパーレベル。
標準運指のブラインドタッチを覚えて、
毎日記録をつけて練習するとよいだろう。
一ヶ月から数ヶ月もコツコツやれば、
わりと伸びるよ。
競技タイパーは何年〜10年単位で、
毎日鍛えているからすごい。
僕はまじめに数ヶ月やって、
あとは実戦でなんとかしてるタイプ。
【物理キーボードを変える】
いいキーボードを触ると、
「キーボードによってこんなに打ちやすさが違うのか」
と自分の見識のなさに驚くと思う。
まずリアルフォースの45g、30gモデルを触ってみて欲しい。
セブンイレブンのATMも同じ方式が採用されているので、
あれの気持ちよさがわかる人は、
リアルフォース、同じ方式のHHKBを触ってみると良い。
また、メカニカルキーボードの市販品、
Keychronやlofreeあたりを触ってみるのも良い。
Filcoはもはや旧式だなー。
これ以上の世界が自作キーボードにあるが、
深追いはしない。沼なので。
また、そもそも左に傾いたロウスタッガードは、
僕はおかしいと思う。
左右分割で対称形のほうが自然だろ。
それを実現するには、自作系しかない。
(市販品もいくつかあるが、自作の方が手っ取り早い)
いいキーボードは万年筆状態で、
ほんとうに色々ある。
自作キーボードイベント(天キー、キー部)などにくれば、
百のキーボードが触れるぞ。
自分に合うキーボードを見つけることは、
自分に合う自転車や万年筆を見つけることだ。
しっくり来る手触りこそが、
スピードの源になるぞ。
【配列を合理的なものに変える】
qwertyローマ字は、日本語を書くために特化した配列ではない。
これを使い続けることは、
あまりにも効率が悪い。
3倍効率の良いカナ配列薙刀式がある。
(3倍の基準は僕が3倍速くなったから。
ただし元のqwertyが激遅だった)
他にも新配列はたくさんある。
ローマ字配列でも色々ある(大西配列、tomisuke配列が新しいが、
けいならべ、SKY配列、カタナ式もいいぞ)。
カナ配列もたくさんある(月配列、新下駄、飛鳥、シン蜂蜜小梅など)。
あんなに指がバラバラに飛び回り、
打鍵数が多い非効率なqwertyを使ってる理由がわからん。
動線の悪い工場は効率がいいか?
ノーだよな。
【環境を整える】
椅子が悪いと書き物は効率が落ちる。
机との組み合わせもだ。
リストレストやアームレストも必要な人には必要。
そもそも、自分のベストの姿勢は何かも、
人は分かっていない。
ここは無限に探求が必要なところで、
僕も答えに辿り着いていない。
いろいろなやり方があり、
どれも沼である。
沼というのは、一発で答えが出なくて、
あれとこれのどっちがいいかは、
試してみないとわからず、
そうこうしてるうちに別のものが気になる、
みたいな現象のことだ。
他人のものもたくさんあるし、
一つに決めきれない優柔不断さが、
沼の正体ともいえる。
それゆえ、
競技タイパーたちは、
「鍛える」のみに特化してスピードを上げている。
(キーボードをリアルフォースにするくらい)
そういう割り切り方もあるだろう。
安いキーボードで、
ブラインドタッチもせず、
鍛えもせず、
qwertyローマ字を使ってるなら、
遅いに決まってるさ。
何かを改善するべきだ。
そしてこのことを追求してる人は、
かなり少ないのよね。
日本人の生産性が悪いのは、
このせいだと僕は思っている。
それよりも綺麗な字の手書きの方が、
日本語としては効率がいいまであると考える。
それくらい、
日本語をデジタルで書くのに、
今のスタンダードは劣悪だと僕は考えている。
文句が出ないのは、みんな最上を知らないからじゃないか。
2024年05月28日
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