2024年06月06日

明大前駅の動線設計したやつも出てこい

あまりにも阿呆すぎて渋谷駅の比ではなく、
怒りを通り越して冷笑モードになってしまった。
京王線って以前からバカが設計してると思ってたのだが、
明大前駅は国宝レベルのバカだ。
公共物のデザインとして最低レベルを下回っている。

みんな今すぐ明大前へ急げ!研究のチャンスだ!
証拠写真を多数撮ったので、
順を追って説明するぞ!


一通り周回して理解したのは、
京王線明大前駅は、
ピンクと紺のツートンカラーでデザインされていることだ。
そんなことすら初見ではわからないよな。

あるものを一色でデザインしたり、
二色でデザインしたりすることは、
デザインの世界でよくあることであり、
珍しいことではない。

だがここからがマグマなんです。


京王線明大前駅は、
ピンクと紺のツートンに複数の意味を持たせていて、
しかも矛盾してるんですよ。

明大前駅に勤めてる京王電鉄社員は、
いますぐ指差し確認せよ。
自分たちの目と頭の出来を。



順を追って説明しよう。

僕は京王線調布駅から京王線に乗り、
明大前で降り、
井の頭線に乗り換え、
渋谷駅へ向かいたかった。

京王線明大前駅で降り、
次の看板が見えたので左へ曲がり階段を降りた。
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昨日渋谷駅で「井の頭線は紺」という刷り込みをされたこともあるが、
この看板で「井の頭線は紺」だと再び刷り込まれる。

足元の階段はこうなっている。
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紺色の動線に従う。
反対側がピンクだから、これは京王線を示すピンクだろうと思う。
(マグマ1: よく見るとこれは両方とも「左側通行」だ)

この階段を降りて最初に目につく看板がこれ。
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自分は「紺の井の頭線」を目指している。
(マグマ2: この紺色の看板は、京王ライナーを示している。
だが京王線と井の頭線の二種しか認識してない僕は、
第三の京王ライナーの存在は知らない)

後から見たら足元にピンクがあるのだが、
大きく目に入った紺を見てとりあえず右へ曲がる。
右へ曲がると紺の看板があるので、
自分は正しい方向に向かっている(マグマ3: と思い込む)。
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紺に従い左に曲がると登り階段がある。
「?」と思う。
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紺色の帯は戻る方向。進む方向はピンクのライン。
(マグマ3: 上りと下りの表示意図がよくわからない。
階段の上下だよね? 左側通行とは異なるもの?)

進むべきか。戻るべきか。
8番出口なら異変なので戻るべきだが、
「上り/下り」の文字が見えるため、
この紺とピンクは京王線/井の頭線を示すものではないと理解できる。
「?」と思いながらも、
階段の上はホームが見えてるので歩いて登って目視で確認しようとする。
果たして、
ここは井の頭線ではなく京王線ホーム。
しかも今来た調布に戻る方面。
「??」となる。しかもピンクであしらってるわけでもなさそう。

8番出口的に戻る。
次に現れるのはこれ。
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ピンクの笹塚新宿方面に向かいたいのではない。
やはりピンクが京王線やんけ、自分は何か間違えたのかと思うと、
その奥に小さく紺の井の頭線が見える。
これに従い奥を右に曲がる。

次に現れるのはこれ。
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ピンクに用のない僕は、
井の頭線だろう紺色と3番線を確認し、床の紺色の部分を確認しただけで、
「永福町、久我山、吉祥寺」を確認しなかった。
(マグマ4)

そもそも、明大前と調布と渋谷と吉祥寺の位置関係がわかってないので、
ここから吉祥寺経由渋谷?などととんちんかんなことを思って階段を降りる。
果たしてここは渋谷行きではない。

そしてこのホームに路線図がないので、
各駅の空間関係がわからない。
あとでわかることだが、
渋谷-明大前-吉祥寺の位置関係らしい。しらんがな。

再び元へ戻る。
ここで階段を降りず、右のピンクの矢印に進めば正解だ。

「紺色は井の頭線、ピンクが京王線では???」
と「?」が浮かびながらもここに来て「?????」となる。(マグマ5)
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京王線のりばが紺色???
そしてこのピンクの階段を降りることが、
井の頭線渋谷方面の正解。

????

あまりにも腹が立ったので、
各所を確かめに戻る。
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紺色=井の頭線/ピンク=京王線は破綻している。
京王線=ピンクの看板もある。
紺色=下り/ピンク色=上りは統一されてる?
この「下り」は「下り階段」なのか、
都心から遠ざかる方向の下りなのか、
京都から見て東京方面か、
咄嗟に理解できない。
そして、
紺色=ピンク=左側通行でもあるらしい。

??????

俺は、ピンクを目指せばいいの?
紺を目指せばいいの?
どっち?
それとも色を無視すればいいの?


これを初見で正解する方法はないと思う。

正解は、
「色を無視せよ」だ。


意味がわからない。
わからなすぎて笑えてきた。


考えられる設計理論は、
「駅からの情報を紺色/ピンクで統一する、
しかし対義語にならないこともあり、
色に意味的統一性もない、
ただ二色に分けただけ」
だろう。

設計者は、ぜひ腹を切って死んでくれ。
二日間の仕事で疲れて帰る時、
これを初見で見分ける方法があるとは思えない。


あるいは、僕が見逃している、
わかりやすい紺色/ピンクの意味があるのなら、
ぜひ教えて欲しい。
誰か解説してくれ。



冷静になって考えると、
「上り」が、渋谷、新宿という都会方面でピンク、
「下り」が、吉祥寺、調布という田舎方面で紺色なの?
でも左側通行の紺色/ピンクと矛盾する。
そもそも同じピンクで、方向の違う新宿と渋谷をさすことの、
意味もわからないので流石にこの説は却下だ。

やっぱりわからん。


(追記)
気になって京王の駅構内図をゲット。
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ここでも紺色とピンクの意味はわからん。

紺色=階層図、明大前駅階層図(このカテゴリ分けがわからん)
ピンク=2F、1F、B1F(紺色とピンクが対義語になっていない)

ABCDE…はどうも階段とエスカレーターの、
階層をつなぐ同一性記号のようだ。
Aのインフォメーションは左の凡例にない。
これと路線の色が同一だが、
ABC…との関係がわからない。

また、この色がピンクと思っていたがよく見るとこれは赤。

嘘でしょ。こんなに似た色を使う???
ピンクと赤が異なる意味なの???

そして井の頭線も京王線も同一色である意味は?????


これはデザインの教科書に載るべき悪例である。

「同一の色は同一の意味を表し、
異なる色は異なる意味を表す」
という、図像の基本中の基本を、
このデザインは破っている。

「似た色は似たカテゴリを表すが、
似すぎる色は混同を引き起こすので避ける」
すらも破っているぞ!

世紀の悪例として、
明大前駅は動態保存の価値がある。
素人が公共物をデザインするなバカ!



じゃあどうすればいいですか?
1000万で配色請け負うわ。
posted by おおおかとしひこ at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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