あまりにも阿呆すぎて渋谷駅の比ではなく、
怒りを通り越して冷笑モードになってしまった。
京王線って以前からバカが設計してると思ってたのだが、
明大前駅は国宝レベルのバカだ。
公共物のデザインとして最低レベルを下回っている。
みんな今すぐ明大前へ急げ!研究のチャンスだ!
証拠写真を多数撮ったので、
順を追って説明するぞ!
一通り周回して理解したのは、
京王線明大前駅は、
ピンクと紺のツートンカラーでデザインされていることだ。
そんなことすら初見ではわからないよな。
あるものを一色でデザインしたり、
二色でデザインしたりすることは、
デザインの世界でよくあることであり、
珍しいことではない。
だがここからがマグマなんです。
京王線明大前駅は、
ピンクと紺のツートンに複数の意味を持たせていて、
しかも矛盾してるんですよ。
明大前駅に勤めてる京王電鉄社員は、
いますぐ指差し確認せよ。
自分たちの目と頭の出来を。
順を追って説明しよう。
僕は京王線調布駅から京王線に乗り、
明大前で降り、
井の頭線に乗り換え、
渋谷駅へ向かいたかった。
京王線明大前駅で降り、
次の看板が見えたので左へ曲がり階段を降りた。
昨日渋谷駅で「井の頭線は紺」という刷り込みをされたこともあるが、
この看板で「井の頭線は紺」だと再び刷り込まれる。
足元の階段はこうなっている。
紺色の動線に従う。
反対側がピンクだから、これは京王線を示すピンクだろうと思う。
(マグマ1: よく見るとこれは両方とも「左側通行」だ)
この階段を降りて最初に目につく看板がこれ。
自分は「紺の井の頭線」を目指している。
(マグマ2: この紺色の看板は、京王ライナーを示している。
だが京王線と井の頭線の二種しか認識してない僕は、
第三の京王ライナーの存在は知らない)
後から見たら足元にピンクがあるのだが、
大きく目に入った紺を見てとりあえず右へ曲がる。
右へ曲がると紺の看板があるので、
自分は正しい方向に向かっている(マグマ3: と思い込む)。
紺に従い左に曲がると登り階段がある。
「?」と思う。
紺色の帯は戻る方向。進む方向はピンクのライン。
(マグマ3: 上りと下りの表示意図がよくわからない。
階段の上下だよね? 左側通行とは異なるもの?)
進むべきか。戻るべきか。
8番出口なら異変なので戻るべきだが、
「上り/下り」の文字が見えるため、
この紺とピンクは京王線/井の頭線を示すものではないと理解できる。
「?」と思いながらも、
階段の上はホームが見えてるので歩いて登って目視で確認しようとする。
果たして、
ここは井の頭線ではなく京王線ホーム。
しかも今来た調布に戻る方面。
「??」となる。しかもピンクであしらってるわけでもなさそう。
8番出口的に戻る。
次に現れるのはこれ。
ピンクの笹塚新宿方面に向かいたいのではない。
やはりピンクが京王線やんけ、自分は何か間違えたのかと思うと、
その奥に小さく紺の井の頭線が見える。
これに従い奥を右に曲がる。
次に現れるのはこれ。
ピンクに用のない僕は、
井の頭線だろう紺色と3番線を確認し、床の紺色の部分を確認しただけで、
「永福町、久我山、吉祥寺」を確認しなかった。
(マグマ4)
そもそも、明大前と調布と渋谷と吉祥寺の位置関係がわかってないので、
ここから吉祥寺経由渋谷?などととんちんかんなことを思って階段を降りる。
果たしてここは渋谷行きではない。
そしてこのホームに路線図がないので、
各駅の空間関係がわからない。
あとでわかることだが、
渋谷-明大前-吉祥寺の位置関係らしい。しらんがな。
再び元へ戻る。
ここで階段を降りず、右のピンクの矢印に進めば正解だ。
「紺色は井の頭線、ピンクが京王線では???」
と「?」が浮かびながらもここに来て「?????」となる。(マグマ5)
京王線のりばが紺色???
そしてこのピンクの階段を降りることが、
井の頭線渋谷方面の正解。
????
あまりにも腹が立ったので、
各所を確かめに戻る。
紺色=井の頭線/ピンク=京王線は破綻している。
京王線=ピンクの看板もある。
紺色=下り/ピンク色=上りは統一されてる?
この「下り」は「下り階段」なのか、
都心から遠ざかる方向の下りなのか、
京都から見て東京方面か、
咄嗟に理解できない。
そして、
紺色=ピンク=左側通行でもあるらしい。
??????
俺は、ピンクを目指せばいいの?
紺を目指せばいいの?
どっち?
それとも色を無視すればいいの?
これを初見で正解する方法はないと思う。
正解は、
「色を無視せよ」だ。
意味がわからない。
わからなすぎて笑えてきた。
考えられる設計理論は、
「駅からの情報を紺色/ピンクで統一する、
しかし対義語にならないこともあり、
色に意味的統一性もない、
ただ二色に分けただけ」
だろう。
設計者は、ぜひ腹を切って死んでくれ。
二日間の仕事で疲れて帰る時、
これを初見で見分ける方法があるとは思えない。
あるいは、僕が見逃している、
わかりやすい紺色/ピンクの意味があるのなら、
ぜひ教えて欲しい。
誰か解説してくれ。
冷静になって考えると、
「上り」が、渋谷、新宿という都会方面でピンク、
「下り」が、吉祥寺、調布という田舎方面で紺色なの?
でも左側通行の紺色/ピンクと矛盾する。
そもそも同じピンクで、方向の違う新宿と渋谷をさすことの、
意味もわからないので流石にこの説は却下だ。
やっぱりわからん。
(追記)
気になって京王の駅構内図をゲット。
ここでも紺色とピンクの意味はわからん。
紺色=階層図、明大前駅階層図(このカテゴリ分けがわからん)
ピンク=2F、1F、B1F(紺色とピンクが対義語になっていない)
ABCDE…はどうも階段とエスカレーターの、
階層をつなぐ同一性記号のようだ。
Aのインフォメーションは左の凡例にない。
これと路線の色が同一だが、
ABC…との関係がわからない。
また、この色がピンクと思っていたがよく見るとこれは赤。
嘘でしょ。こんなに似た色を使う???
ピンクと赤が異なる意味なの???
そして井の頭線も京王線も同一色である意味は?????
これはデザインの教科書に載るべき悪例である。
「同一の色は同一の意味を表し、
異なる色は異なる意味を表す」
という、図像の基本中の基本を、
このデザインは破っている。
「似た色は似たカテゴリを表すが、
似すぎる色は混同を引き起こすので避ける」
すらも破っているぞ!
世紀の悪例として、
明大前駅は動態保存の価値がある。
素人が公共物をデザインするなバカ!
じゃあどうすればいいですか?
1000万で配色請け負うわ。
2024年06月06日
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