2024年06月26日

絶望的数字

あーこれこれ。昔見て絶望して、
今さらに絶望が深くなった。
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今の絶望点はここ。
「これはコロナ前の数字で、しかも当時のレート1ドル110円計算」


日本の一つの局の予算よりも、
ネトフリが15倍の予算を使っている。

160÷110=1.45なので、
15×1.45=22倍、ネトフリが多い。

くらくらする。

ちなみにこれは、
「一つの局の全予算」だから、
ドラマはさらにその一部ってこと。

ドラマ同士でくらべたら、
100倍になりかねないね。

こりゃ絶望するわ。


日本映画はハリウッド映画に勝てないのと同様、
日本のドラマは(業態こそ違えど)、
ネトフリに勝てない気がするね。


逆から見てみよう。
100倍面白いかどうか?だ。

100ってことはない。
精々数十倍じゃないかな。

でも、
数十倍の予算をぶっこんでも、
数十倍おもしろくはならない。

投資額に対してリターンが線形には返ってこない。

大金をかけてもコケるリスクと隣り合わせなので、
日本は、
小さな額で小さな面白さをつくりだす、
コスパに特化した、
といえなくもない。

所詮はウサギ小屋のしょぼい国民が、
身の程をわきまえた枠内に収まったってことかもしれない。



だから、
あなたはどっちをやりたいか?
かもしれない。

僕はネトフリ的なものをつくりたいし、
ハリウッド的なものもつくりたい。
企画はたくさんある。

だけどネトフリは、知り合いからしか企画受けないんだって。
俺の業界、八方手を尽くしてもつながらんのよねー。
誰か紹介して。



我々に出来ることは嘆くことではない。
面白い企画を考えることだ。
それをたくさん貯めておき、
いつか発表する機会を待つのだ。
posted by おおおかとしひこ at 22:14| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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