2024年06月28日

【薙刀式】配列によって文体は影響を受ける

と僕は考えている。
「バイクによって旅の行程は変わるか?」
と同じ質問だ。

筆記具に違いがあれば、それに影響を受けて上がりは変わると考える。


Twitterから。
> ローマ字入力やかな入力
> 親指シフトやフリック入力
> JIS配列やus配列
> 入力方法や配列によって
> 出来上がった文章の傾向って
> 変わってくるのでしょうか?

僕は変わって来ると思う。
同一人物、同一文章で比較できないのがもどかしいが、
思考は内部と外界の相互作用だと思う。

硬いペンで書けば硬い文章になるし、
遅い筆ならゆっくりした文章になる。

なので、以下に議論してみるか。


僕の手書きを基準に、所感を書く。

・qwertyローマ字…指が飛び飛びになるため、
 思考が安定しない。突飛で唐突な発想で、
 現実味のない文章になりがち。
 また筆が遅いので、結論を急ぎがち。
 3000字は無理だと思う。

・親指シフト…半分マスターくらいだけど、
 重要なフレーズが書きにくかった。
 とくにつなぎの語が悪かったので、
 単語単位の短い幼児的な文章になった。

・フリック…手書きに近いが、
 さすがに2000字(このブログの平均1記事)が限界。
 長い文章、長い思考は苦手。

・薙刀式…今のところ最強。5000字くらいは楽勝。
 ただし使用が3時間を超えると手書きより疲れて来るので、
 手書きほど長い執筆(5時間とか)は無理だと思う。
 だから超長期思考よりは短期的な発想になる。
 つなぎの語が便利なので、
 どんどん話を繋いで、終わらない話になりがち。
 つまり脱線しやすいかもね。

・カタナ式…qwertyローマ字よりはるかに滑らかに思考が繋がるので、
 流れるように文章が書けた。
 だがローマ字の打鍵数の多さか、5000字はつらかった。
 上がりの文章は薙刀式と差はあまりなく、
 量の差が大きいと思われる。


他の配列のイメージから想像した偏見。

新JIS…硬い教科書的な文章になりがち。
 外来語をほとんど使わない。

飛鳥…ダラダラと長い文章。要点が絞り込めてないイメージ。

JISカナ…たぶん短文しか書けない。
 所詮電報用の配列だし。

月配列…スタンダード系だが、
 量はあまり書かないイメージ。

新下駄…文章に偏りのないすまし汁みたいなイメージ。
 薙刀式に比べてアクがない気がする。偏見。


サンプル数が少ないから、
偏見で語るしかない。笑


まあ新配列でこんなにガンガン書いてるのは、
飛鳥のRayさん、かえであすかのかえでさん、
薙刀式の俺くらいのもんか。
漢直ノートが404なので、漢直の人がどれだけ書いてたか、
読めていないのが残念だ。

なのでどうしてもこの三人の濃いイメージがついちゃうかもしれない。


筆記具は文体に影響を与える。
5Fと6Bの鉛筆で文章を書いてみればわかる。
もし内容に違いが出ないというなら、
指先がよっぽど鈍い人だと思う。
posted by おおおかとしひこ at 12:25| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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