2024年06月30日

クリエイティブしりとり

というのを発明?したので、
エクササイズとしてやってみよう、という話をする。


【ルール】

・プレイヤーは2〜3人。
 4人以上だと考える時間があるからつまらなさそう。
・通常のしりとりと基本同じ。
 相手の尻の音を取り、「ん」がついたら負け。

・濁点は、清音と濁点どっちで取ってもよい。
 「が」で終わったら、「か」「が」どちらから始めても良い。
・逆もOK。
・応用して、「は」で終わったら「ば」「ぱ」「は」のどれで始めても良い。
 「ヴ」で終わったら「ヴ」「う」可能。
 「じょ」で終わったら、「し」「じ」「よ」「しょ」「じょ」可能。
・つまり最大限広めに取って良い、しりとりルール。


【クリエイティブルール】

・お題を決める。
 たとえば、
 「エロい言葉しばり」「エモい縛り」
 「メンヘラ縛り」などなど。

・ただし、プレイヤーたちが却下したらもう一回。
・一単語でなくてよい。長い言葉やセリフもOK。


以前これを発明?したときは、
男子二人でエロいしりとりをやっていた。
「え、これも性癖になるの?」って面白さがある。

たとえば、うしろすがた、しっけ、いますぐあいたい、
などでもいいわけさ。
もちろん、ちんこ、正常位、とかのストレートもOK。
だから、
なるべく「遠そうだけどそれになる」言葉を探すところが、
クリエイティブなんです。


昨日やってたのは男2人女1人だったので、
エロい言葉にするわけにもいかず、
「エモい言葉しりとり」になった。

すいかわり、どこまでもつづく道、図書室、
ゆきだるま、突然の告白、イチョウのしおり、
などなどが出てくるのでエモいです。

必勝法「学校に帰る」が発見されて、
困ったら学校にあるものならなんでも使え、的になった。
渡り廊下、移動教室、林間学校、放課後、
下駄箱、音楽室、三角定規、平均台、などなど。
連想ゲームと違い、
「その音からはじまる」縛りがかなりキツく、
「連想的に思いついても使えない」があり、
相当頭を回すゲームになった。


通常のしりとりでは、
「る攻め」と呼ばれる戦術がある。
「る」から始まる単語が少ないことを活かした戦法だ。

「いつもそこにきみがいる」などで「る攻め」が可能なので、
返し方を工夫しなければならない。
「ルービックキューブのキーホルダー」は、
なかなかいい返し方だったな。

こんな風にして、詩的言葉力をつけられるのでおすすめのエクササイズです。

なお大学生バイトたちとだったので、
「携帯電話」はすでにエモいに入るらしい。

あと、スティービーワンダーはエモくないが、
スティーブンスピルバーグはエモい。境界線難しい。



ちなみに、
「エモいしりとり」はかなり頭を使うけど、
「メンヘラしりとり」は結構楽だった。

「みんな死ねばいいのに」とか、
「ナイフを持ち出した」とか、
「どうして連絡くれないの?」とか、
台詞でコントロールできるからね。

やってないけど「ホラーしりとり」も面白そうだな。


お暇な時にどうぞ。
「相手を唸らせる回答を用意する」
という意味で相当クリエイティビティがないとだめだ。
コピーライター志望者なんていい練習になるぞ。

女子同士集まって、BL萌えシチュしりとりなんてやれば、
相当盛り上がるのではなかろうか。
うしろからだきつく、そでをひっぱる、などはすぐに考えられる。
壁ドンはしりとり的に負けだぞ。
posted by おおおかとしひこ at 08:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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