2024年07月05日

【薙刀式】このあたりの認識を変えたい

Twitterから。発言者こみで引用。ライターさんのようだ。

> 鶴原早恵子(フリーライター)
> 日本語の入力しやすさでいくなら、親指シフトが一番いいように思います。ただ、それやるとアルファベットキーの場所がわからなくなるので、日本語も英語もタイピングする人にとってはあまりよくないかも

二点反論したい。
・親指シフトはベターだが「一番」ではない
・英語がわからなくなはならんやろ


・親指シフトはベターだが「一番」ではない

qwertyローマ字、JISカナよりも、
親指シフトがよいのは火を見るより明らかだ。
ていうか、20世紀末から現在に至るまで、
この二つの標準配列を批判して作られた、
無数の新配列(100〜500くらいはあるだろう)は、
すべてこの二つより効率が良い。

親指シフトはその一つだが、ベストではない。

僕は、新下駄配列、飛鳥配列、薙刀式が、
ベスト3だと思っていて、
薙刀式が学習のしやすさでトップクラスだと考えている。

次点で月配列、シン蜂蜜小梅配列、TRONカナ配列あたりの群があり、
ベスト3と大きく差はなく、
個人による相性で評価が異なると考えている。


親指シフトは学習するのにかなり困難を伴う配列だ。
新配列の中では難易度が高いほうである。
清音と濁音に関してはマスターしやすいが、
小書きと半濁音はめちゃくちゃで、
しかもマイナーなため学習しにくい。
また、点の運指がほとんどで、
線の運指が考えられている部分がほとんどない。

線の運指で練られた、
薙刀式、新下駄、飛鳥の三傑は対照的だと考える。


・英語は別によくないわけじゃない

英語がよくないという根拠がよくわからない。

まさか英語の印字が見にくいから、
見ながら打つのはわずらわしくなる、
という意味だろうか?

新配列を使う人は、
少なくとも、英語と新配列をブラインドタッチ前提である。
キーボードを見ながら打つことは想定していない。

なので、2言語をある程度ブラインドで取れるところから、
議論スタートとさせていただく。


qwertyローマ字を打っている時、
以下を使う人がたまにいる。
・シフトキーを押しながらだとアルファベット大文字を入れられる
・英字のつもりで打ってf10で半角英字、f9で全角英字

これを使う人が、親指シフトになると英語が不便、
と勘違いしている可能性を議論しよう。

僕は、この二つの方式はどちらも非効率的だと思う。

・シフトキーは小指下段のさらに遠くなので合理的に取りやすいキーではない
 左シフトは慣れていたとしても右シフトなんてちゃんと取ってる人は稀
・f10もf9もブラインドタッチで正確に取り、
 正確にホームポジションに戻せるとは思えない

からだ。


また、Windowsの、
IMEオンオフは、esc並みに遠い、全角半角キーによる切り替えという、
ブラインドタッチ出来るわけないやろという位置にあり、
これも非効率である。

ゆえに、
英数キーIMEオフ(一般にcapslockと思われているA横のキーは、
実は英数キーである。英字を大文字固定するcapslockの機能は、
シフト+英数キーで初めて発動する。
つまりこのキーはデフォルトではIMEオフキーである)で、
ひらがなカタカナキーでIMEオン、
という非対称位置の中途半端機能がある。

これも不評だったのか、
Win11では、
無変換でIMEオフ(英字モード)、
変換でIMEオン(日本語モード)が実装された。

これは長年Macが推奨してきた形であり、
WinがついにMacをパクったのである。

(旧バージョンのIMEを使うところをチェックすると、
元のMS-IMEのバインドを使えるよ)


少なくともこれを使えば、
英語を書く時はIMEオフしてから、
日本語を書く時はIMEオンしてから、
ができるので、
特に不便を感じなくなると思う。

だから、親指シフトだから英語がよくない、
というのは誤った認識だ。

日英の切り替えがちゃんと仕様として認知されていない、
Winの問題である。


だが、
これすらも親指を多用する親指シフトでは、
不便を感じそうだね。

薙刀式の、普段は同時押しすることない2キー同時押し、
FG同時押しでIMEオフ、
HJ同時押しでIMEオン、
というのが僕は合理的ですばやいと考えている。

もちろん、これ以外のやり方もあろう。
この部分は、
もっと研究されていいジャンルだ。



僕は、IMEの明示的切り替えで、
英語を打つ時は英語、
日本語を打つ時は日本語、
でいいと考えている。

どちらかの言語内で別言語を扱うことは、
原理的に無理があると思う。
バイリンガルの頭の中のように、混ざるだろうと。



ということで、
親指シフトは日本語配列のベストではないし、
親指シフトと英語入力は分離独立して考えるべきである。
posted by おおおかとしひこ at 09:25| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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