2024年08月30日

名場面は、10分に1回

まあそれくらいはないと飽きちゃうよね。


スーパー名場面、
映画史に残る名場面でなくともよい。

あなたのストーリーの中で、
とても大事なシーンを挙げてみることだ。

それはオリジナリティがあり、
他の映画では見たことがなさそうな場面であることが必要。

そして何気ない場面は名場面ではなく、
ストーリーが動くところで名場面になるべきだろう。


で、それが2時間全部で5個しかないなら、
足りないのでは?
という話である。

少なくとも、
オープニング、第一ターニングポイント、
ミッドポイント、第二ターニングポイント、
ラストシーンくらいは、
オリジナルな名場面だろう。

すでにこれで6だ。
その間、15分に1回はあれば、
+4で計10。
120分として12分に1回。

ちょっと物足りないのでもう2つくらいあれば、
それで10分に1回という計算だ。

これくらいあると、
安心して「この話はおもしろい」と確信が得られる、
だと思われる。


おもしろい人の話と、
つまらない人の話を比べると、
単純に「おもしろい」が何分に1回あるか、
で決まる気がする。

おもしろいが10分なければ、
まあ詰まらない部類になるのではなかろうか。
ツカミが面白ければ10分持つし、
しばらく面白くなくても7〜8分たって面白くなれば構わない、
という感じだ。

芸人の話と違って、
我々の書くものは、
ストーリー展開の上でおもしろい、
ということに尽きる。

単独で独立してるわけではなく、
ストーリーのパーツとして従属してる構造だ。

だから、
それらのおもしろい場面だけを繋いだら、
おおむねストーリーのダイジェストになるはずだ。



重要な場面がつまらないのはよろしくない。
重要な場面が少ないのもよろしくない。
おもしろい場面が20も30も100もあるわけはないだろう。
まあ大体10分に1回あればいいのでは、
と基準としておこう。

じゃあどういうのがいい場面でおもしろい場面か?
は、僕は才能だと思っている。
印象に残る名場面を、
シナリオ形式に書き写してみて、
勉強するといいと思う。
posted by おおおかとしひこ at 05:30| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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