2024年07月21日

【自キ】タイトさは重さ

噂のroller linear switchゲットしたのだが、
なんか違うんだよなあ。
原理はわかる。
ボールベアリングの感触が、より滑らかさに寄与すると。
ただしチューニングが好みじゃないのかな。

タイトなスイッチは、その分重くなる気がするのよね。



タイトなリニアといえば、
Everglide Aqua Kingを嚆矢として、
Durock Black Lotusなど、
Durockの高級系に多いイメージ。

Boxステムやらタイトなボディなどの工夫から、
ブレない方が良い、
という価値観が一定にある。

でも僕は、タイトになっているぶん、
締め付けを感じるのよね。

実際に圧があるわけではないだろうが、
動かそうとする時、途中で、
ぎゅうぎゅう締め付けられてる感覚になる。

それが、「自由に文字を書いている」に、
制限をかけているように感じる。


僕の現在のエンドゲームスイッチ、
Tecsee RAW×30gは、
HPEというウムピエより摩擦の少ない特殊ブレンドで、
摩擦が最小に少ない。
それどころか、ややブレするのよね。
接触を保ったまま滑っていくのではなく、
横や縦にカツンカツン当たりながら落ちていくイメージ。

その時に摩擦が少ないからいいでしょ?みたいな。


実はこのブレも良い要素なのだ、
と、タイト系スイッチを触ると思ってしまう。

たとえばHMK hyacinthはかなりタイト系で、
しかもPOMが柔らかく、
Lofree Ghostのようなクリーミーさがある。
12gを入れるとかなりいいクリーミーになるので、
親指のホールド用に使用中。

ただ、12gなのに、
Tecsee RAWより摩擦や横圧を感じるため、
「思ったことに対して抵抗がある」になるので、
重いと感じることがままあるんだよね。

そんなバカな、と思うのだが、
バネのフォースカーブだけで決まらない「重さ」の、
要素があると思うわけ。


タイト系にしては、
プラの面接触ではなく、
金属のベアリングによる点接触だから、
摩擦としては小さくなる。
だけど、それだけじゃない気がする。

タイトになっている分の、
自由度のなさが、風をかけた重さを感じてしまう。


30gを入れて比較したが、
感想は同じ。
12gを入れたとしても、
hyacinthと同じ感想になりそう。(未検証)


かつて僕は、
Gateron Ink Yellowや、
Gateron Pro Silverや、
WS Quartzなどの、
Boxステム系を好んだ時期が多かった。

バネを軽くすると、
スイッチの感じがチープになるので、
それをタイトな締め付け感がカバーしていたのだと思う。

だけどHPEという素材に出会ってからは、
それすらもいらないゆるゆるな感じと、
スイッチ下真鍮仕込みの高級な感じによって、
さらなる自由を手に入れたと思われる。


ドームキーキャップの表面のツルツルも効いてるかもね。
撫でに特化したキートップ面と、
撫でに特化したブレを許容するスイッチで、
うまく行ってるんじゃないかなあ。

あと未検証なのはショートストロークなのだが、
Loree Ghostのクリーミーが気に食わなくて、
今度出るPC系のロープロは気になっている。
オールPCはAqua KingやQuartz的な感覚を期待できるし。
それが気に入るかな。
choc v2に期待かなあ。


ロープロで気にいるならば、
ドーム型のPCB、設計したいんだよね。
強度をどうするかとか、そのへんからなんだけど。
posted by おおおかとしひこ at 15:53| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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