連日東京は死ぬほど暑い。
最近は朝からカフェに避難してることが多いが、
リモート打ち合わせの為に自宅にいたら、
今南側の土地が更地になってることも含め、
激暑い。
畳を敷いてる生活なのだが、
立った時に異常に暑いことに気づいた。
なので扇風機を寝かせて天井に向け、
暑い国に天井についてる扇風機の逆をやり、
空気を撹拌したら数度涼しくなった。
で、欄間すげえって思ったのよ。
欄間を知らない人はググってくれ。
日本家屋には必ずあったが、
近代建築で見たことがない。
熱い空気は軽く、上にいく。
しかし天井で止まる。
扉から隣に熱が抜ける分は抜けるが、
扉と天井の間の空気は、
逃げ場がなく熱としてたまる。
天井の面積×鴨居から天井までの距離の体積の空気が、
熱を持ったまま滞留している。
近代建築ではその空気の逃し場がない。
だが欄間があれば抜けるやんけ!
もっとも、冷房前提だと、
隣から熱が入ってきそうだから、
襖つき欄間があれば圧倒的に楽になるはずだ。
冬場、あそこから隙間風が来てやだなー、
という記憶しかなかった欄間。
なんかのレリーフが彫ってあって、
変な趣味と思ってたが、
欄間が活躍するのは夏場だったとは!
なぜ近代建築から欄間が消えたのか?
コスト面かな?
役割を理解してるデザイナーがいなかっただけ?
排熱は上から。
こんな当たり前の物理学を利用してないのは、
意味がわからない。
そうそう、旧東急渋谷駅で、
大屋根で夏場熱がこもってて、
穴開ければいいのにとずっと思ってた記憶を思い出した。
雨対策が厄介だからかなと思ったが、
横から欄間開けてもよかったんだよ。
とりあえず熱撹拌するために、
扇風機を天井に向けろ!
金持ちは天井に扇風機つけてもいいぞ。
エアコンプレッサーによる断熱膨張より、
よほど排熱効率ええやんけ。
あとは気化熱のほうが効率がいいはずだから、
部屋に水を撒くほうが効率はいい。
畳を水拭きするのは全然ありかもなー。
そういえば昔の人はよく畳を、
硬く絞った雑巾で拭いてたわ。
(びしゃびしゃにするとカビ生えるんだろう)
家作りは夏を旨とすべし。
千年前の人が扇風機を天井に向けろ、
と言ったかどうかはわからんが、
同じことだ。
(追記)
最近ハンドタオルを持ち歩いて、
駅〜家間の徒歩に、濡れタオルとして使っている。
気化熱は面積に比例するので、
腕、半パンの足、首などを濡れタオルで、
常に濡れた状態にするとかなり楽。
発汗そのもので体力を使うのが、
だいぶセーブできる。
身体が脂っぽくならないのでオススメ。
最近、布のおしぼりもコロナで絶滅したしさ。
ただし濡らしっぱなしのハンドタオルは即雑巾なので、
うまく乾かすことだ。
2024年07月23日
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