2024年09月29日

明るくて前向きな人は、周りの人を幸せにする

あなたがそういう人かどうかはどうでもよい。
どうせ暗くて陰キャなんだと思う。

それとは関係なくて、
人気のある人柄というのはどういう人か考えよう。


あなたがそのようになって、人気を得ようということではない。
あなたはあなたの性格のまま、生きて人生を全うすればよい。
問題は、あなたのストーリーの中である。

架空の世界の架空の人物の、
架空の事件を解決する話である。

そのときに、
人気のなさそうな人物が解決するよりも、
人気の出そうな人物が解決するほうが、
面白いよね?という話をしている。

なぜなら、その人をずっと見て、
その人とずっと付き合うからだ。

明るくて、前向きで、ひたむきな人のほうがいいよね。
頑張り屋さんで、気を遣えて、
まじめで、ちゃんとしている人のほうがいいよね。

もちろん、
物語というのは人間の暗部も描くものであるから、
主人公が必ずしも明るくて人気の出そうな人物である必要はない。
そういう時は、バディに、そういう人をつけるといいよ。

二人の暗いやつらがいるよりも、
一人は暗くて後ろ向き、一人は明るくて前向き、
という風に対比的に見れたほうがいいよね、
という設計上の話をしている。

あなたは暗くて陰キャだからといって、
陽キャで人気の出そうな人物を書いていけないわけではない。
逆に、そうじゃない人だからこそ、
陽キャを観察して書けるのではないか。

複数の登場人物を描くときは、
陰陽がつきやすくするべきだ。

全員陽キャで前向きで純粋な世界などない。
だから、一人そういう人を入れておく、
という程度のバランス感覚でもいいかもしれない。
あるいは、二人三人いても良い。

物語は劇団である。
複数の人物が船に乗る。
その中に色んな人がいるべきで、
その中に人気の出そうな、
明るくて前向きでひたむきで純粋な人を入れるとよい。
きっとその人に気持ちが救われるはずだ。
ヒロインでもいいし、サブキャラでもいい。


アイドルは、そのようなキャラを仕事として求められている。
だから本人的には病むこともあるだろう。
だけどその本人のことはどうでもいい。
明るくて前向きで、ころころ笑うひとは、
やっぱり人気になる。
どうせ架空の人間だ。
アイドルのようにならずに、
もっとリアルに明るい人に描こう。


世界は暗くて不公平でひどい。
だからこそ、
明るくて前向きな人を見ると元気が出る。
そういうキャラを一人入れておくと、
救いがあると思う。
posted by おおおかとしひこ at 09:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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