Twitterから。
> 40%以下キーボードの雑感。
> 数字や記号類を別レイヤーにするのが苦肉の策な感じがしてミニマルなデザイン重視で操作性を犠牲にしてると思ってたけど、ホームポジション近傍だけで事が済んでしまう。
> 慣れてしまえば、これなかなか心地よい。
> Shift、Control、Tab、Esc、Space、Enter、BS、Delとレイヤーキーをすべて左右の親指で賄うとマジで小指が楽チン。かと言って、親指めっちゃ疲れるという事も無い。
> みんなもっと親指使おう。
ホームポジションからすぐ届くところで済ませるのが、
怠け者にはちょうど良いし、
結果はやくて楽だと思う。
それは、薙刀式も同様。
薙刀式が優れていると思うのは、
30キー+スペースキーの、
31キーにカナを収めただけでなく、
この範囲だけで、
日本語の変換から確定まで、
修正から編集まで、
文字入力のすべてを賄うところだ。
IMEオンオフ、確定やBSだけでなく、
カーソル、選択、再変換、
カタカナ変換、ひらがな変換、
アンドゥリドゥ、コピペ、
日本語に必要な記号類、
編集用マクロなど、
すべて揃っているところに特徴がある。
なんなら、
31キーのキーボードで完結する。
もっとも、薙刀式は日本語専用なので、
英語はqwertyを使うので、
半角記号やらなんやらのために、
僕は36キーのキーボードを使っているにすぎない。
もし日本語しか書かず、
英字記号も使わなくてすむならば、
別に31キーのキーボードをふつうに使ってると思う。
おそらく、
このシステムは、今までのどの新配列も試みていない。
ほとんどの配列は、
カナはカナ配列、残りは各自考える、
などのように分離して考えていただろう。
自作キーボードなどで、
40%に操作系を縮めたとき、
薙刀式の操作部分がバッティングすることもあるだろうね。
その時は、どっちを使っても良い
(なんなら併用しても良い)と、
自分で決めればいいだけのことだと思う。
薙刀式の弱点はそこにもあって、
日本語が便利すぎて、
英語も同じ操作系にしたくなるのよね。
英語用の編集モードがあってもいいくらい。
(一応DvorakJ版では、
英語時も日本語と同じ編集モードを定義してある)
だけどBSがU位置にないとか、
微妙に操作感は変わってしまうだろうが。
ということで、
僕の現在の運用は、
日本語…31キーの薙刀式で完結
英語…36キーのMiniAxeで完結
のような使い分けになっている。
英語は自分の中では1%以下だから、
まあそんなもんでええやろ、的に考えている。
もっと英語を使う人は、
別の考え方があろう。
いずれにせよ、
「ホームポジションの近傍」だけの操作に、
一回慣れてしまうと、
109キーボードを使うことがバカバカしくなる。
これは、JISカナみたいな4段+小指外2列なんて広範囲のものを、
カナ系新配列が30キー範囲に収めてきたことと、
まったく同じ哲学なわけだ。
自作キーボードではレイヤー遷移に、
今のところModTap
(100ms以上長押しでレイヤー、それ以内に離せば単打)
を用いるのが主流だが、
カナ系新配列では、
たくさんの方式に拡張されているところが、
独自の発展だなあと思うけどね。
いつかこれらをまとめて、
自キイベントで発表しようかなー、
なんて思ってたんだけど、すっかり忘れてた。笑
31キーで済ませようぜ。
日本語はそれで打てるよ。
薙刀式ならね。
2024年07月30日
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私はQWERTYを一部配列変えて左右交互型のローマ字入力なので、キー押下回数が、かな打ちよりも多くなってしまいますが
垂直テンティングで、打ちやすいところしか打たないことを突き詰めていっています。
6x4のオーソリニアの3000円くらいの市販品2つ買っちゃいました。
習熟強化期間ということもありますが、HHKB使わなくなっちゃいました。
レイヤ変更動作が片側内のみで、もう片側には適用されないのが難点ですが両サイド同時押しでカバーしています。
片側3(上段人中薬)+3(中段人中薬)+2(下段親)の8キー、左右で16キーで、
それ以外のキーは打たずに
ほぼすべてのローマ字と英数字記号入力を行えるようになってきました。
(一番手前の段で親指で押すレイヤキー、スペース、エンター、BS、IME、SHIFT、CAPSなどなどの文字入力用でないものは10キー程度)
文字入力以外のショートカット操作や、修飾キーの単打など、垂直キーボードを使うまでもない時は、3キーや10キーの横一列マクロキーを使う。
キーの打ち方の組み合わせとしては8x8=64で、2キー押下でローマ字入力50音が入る
あ
は、cwの2キー(aキーは遠いので打たない)
いうえお
は1キー打ち
かさたなはまやらわがだば、ぁ、ゃ、ゎ、っ 、ん
は2キー打ち、
ざ、ふぁ、ぱ、きゃ、しゃ、ちゃ、にゃ、ひゃ、ぴゃ、ぎゃ、じゃ、ぢゃ、びゃ
は3キー打ち
ぴゃ
は4キー打ちでのIMEローマ字設定。
1段めWER部分は、
Wのキーは、別レイヤでQ、ホールドで!
Rのキーは、別レイヤでT、ホールドで%
(この段では、qwertキーが!@#$%のレイヤがあるがwerのみでq/w e r/t !/@ # $/%を打てるようにした。)
2段めSDG部分は
Sのキーは、別レイヤでA、ホールドで1
Dの右隣のGのキーは、別レイヤでF、ホールドで5
(この段では、asdgfキーが12345のレイヤがあるがsdgのみでa/s d g/f 1/2 3 4/5を打てるようにした。)
3段めcbキーは、別レイヤでzx
(この段では、cbのみでz/c x/bを打てるようにした。)
右側のキーボード設定も同様に3+3+2からはみ出しているものを3+3+2で打てるように別レイヤに入れ込み。
コントロール+のキーコードと矢印キーを送信する別レイヤと
(3+3+2からはみ出している)数字記号レイヤと、英字レイヤ
合計4レイヤを設定していますが、
近いうちに(3+3+2からはみ出している)キー打ちをしなくなりそうです。
そして、垂直ではない平面キーボードでは、もぐらたたきみたいに一本指打法しかできなくなりつつあります。
だいぶ進化してますねえ。
ローマ字は突き詰めればキー数はだいぶ減って、
フリックと同じくらいにはなるはずだと思ってるけど、
カナの方が楽だなーと今は思っています。
レイヤーは左右間通信が同期すればよいので、
やはり基板から設計するのが楽だろうと思いますね笑
いくつか自作キーボード設計入門の本を買えば3×3の左右分割とかは、
簡単にできそうだけど、
その前に普通の自作キーボードいくつか作って塩梅を知り、
そして3Dプリントを覚えてケースなどをつくる、
までやればいいはずだけど、ハードルが高すぎるか…
まあしばらくは既製品改造で、
出来ることを試していくのが手っ取り早そうですね。