2024年08月03日

【薙刀式】「ぬるぬる」の運指

v16仮版で、はじめて「ぬるぬる」を書いた。

センターシフトを【】として、
【B】I【B】I
悪くないぬるぬるさだ。


そういえばtkenさんが、
「ぬ」は「いぬ」と「ぬるぬる」が滑らかならばヨシ、
と言ってたので、
各配列でまた調べてみた。


薙刀式
いぬ K【B】
ぬるぬる 【B】I【B】I

悪くない。シフトと単打の入れ替えが面倒だけど、
慣れればリズミカルになるし。
ジャラッと打てる必要はなく、
あくまでぬるぬるのスピードでいいと思う。


TK-code

いぬ JKX
ぬるぬる KXVKXV
「い」からのシフトキーへのアルペジオが考えられている。
なるほど、月配列系はシフトキー前後の運指も大事かもね。


月配列

いぬ IDY
ぬるぬる DYMDYM
YMの打ちづらい段越えがあり、ぬるぬる運指とは言い難い。
「ぬ」を最弱カナととらえ、Y裏に置く、
という考え方自体は間違っていないが、
そのため「ぬ」前後の運指が無視された、
練られていないと露見した。


親指シフト
【】を左シフト、〈〉を右シフトとする。

いぬ L
ぬるぬる 
「いぬ」はいいけど、ぬるぬるはしんどすぎる。
右シフト4連かー。
ぬるぬるッというよりは、
ぬ・る・ぬ・るって感じになる。
ぬるぬるしてないなー。


新下駄

いぬ K(LB)
ぬるぬる (LB)V(LB)V
左人差し指連続とはいえ、BVBVは比較的打ちやすい。
流石です。


飛鳥

いぬ K【U】
ぬるぬる 【U】【U】
左右のシフトがバタバタするし、UJUJだしで、
まったくぬるぬるしていない。
「ぬ」を無視した配置というべきだね。


シン蜂蜜小梅

いぬ K
ぬるぬる FF
「る」がF単打という変わった配置。
月配列の「る」Mに匹敵する、
動詞を打ちやすくする工夫だと思われる。
そのおかげか、ぬるぬるはかなり打ちやすい部類。


総合して、
TK-code、薙刀式、シン蜂蜜小梅、新下駄は打ちやすく、
親指シフト、月配列、飛鳥は打ちにくい、
という結果だ。

深いなー。ぬるぬる。

「ぬ」は頻度的に最悪のカナで、
冷遇していいカナだ。
にも拘わらず、
犬は生活に大事だし、
ぬるぬるが気持ちよく打てないと悲しくなる、
という厄介なテストであった。

ちなみに、
qwertyだとnurunuru。
めんどくさくてしょうがなく、
話にならない遅さだ。
親指シフト以下。


たまにこういう、
横断的なチェックをすると面白いね。
どういう言葉をどのように打てるのか、
設計思想を垣間見ることができる。
posted by おおおかとしひこ at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | カタナ式 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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