2024年08月08日

評価軸を相手にすると萎縮する

イップス(スポーツ時に現れる、
前は無意識に出来たのに、
なにか嫌なきっかけがあってコントロールできなくなること)
のことを調べていたのだが、
野球選手に解説していた心理学専門の人の話を引用。

> 下手に出てしまうと、意識が自分ではなく相手に向きやすくなります。自分のやりたいことよりも相手がどう思うのかということに意識がむくので、自分のやりたいプレーのイメージも湧きにくくなり、プレー自体も委縮してしまいます。チームメイトとの関係性はイップスと関係ないように思うかもしれませんが、人との関わり方が野球のプレーに影響を与えていることがあります。

ああー、世間に忖度して、びびって、
スポンサーに配慮して、
つまらない作品が多いのは、
こういうことよね、と思った。
日本のテレビがつまらないのは、イップスに陥ってるね。

まずお前それを本気で面白いと思ってる?
って思っちゃうものね。
じゃあ、
自分が本気で面白いと思うものと、
オナニーは何が違う?

僕は、
作者が最も優れた観客であるべきだと考える。

最もうるせえ客で、
最も贅沢なものを見てきた客で、
一番クソから最高まで知ってて、
世間の平均もわかってる、
クソにはブーイングして傑作には拍手する、
観客として最優秀であるべきだと。

その観客が本気で面白いと思うものを、
つくればいい。


だから、古今東西、
クソから名作まで見ておけよ、ってことさ。

伸び伸びやってないのが、
おもしろいわけない。
その伸び伸びが最高の伸び伸びかは、
観客としての自分が決めるのさ。
posted by おおおかとしひこ at 11:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

※ブログオーナーが承認したコメントのみ表示されます。

この記事へのトラックバック