ページをランダムで開いて読んでみる。
1ページ読んだら次のページに行かずに、
前のページに進む。
つまり、文脈に持ってかれない読み方をする。
モニタでチェックせずに、
紙焼きすると見つかる、
というのはよく言われることだ。
たぶん、冷静になるからだろう。
モニタは「変更可能なもの」で、
紙焼きは「変更不可能なもの」だから、
「取り返しがつかない」
ことの真剣味が違うと思われる。
僕の経験上、
どんなにやってもミスは起こる。
タイピングミスだけではない。
切り貼りをしたはずがうまくできてないこともある。
(言葉を誤って切っている、誤って残っている、
字下げしてない、字下げし過ぎてる、
改行が多い、改行してないなど)
で、
誤字脱字の発見というのは、
勢いに誤魔化されてはいけない。
脚本で勢いがあるのはとてもいいことだが、
それに飲まれてはいけないわけ。
面白かったから読んじゃった、
はいいけどだめだ。
なので、
「逆から読む」「ランダムに開いて読む」が、
オススメの方法論。
ランダムに開いて読むのは、
誤字脱字チェック以外にも有効で、
勢いのある人目を引く場面が、
定期的にあるかのチェックにも使える。
パラパラとやって適当に止めるだけで、
適当な場面に飛べるのは、
紙ならではだ。
(昔ゲームブックのページにランダムサイコロが印刷されてて、
適当にページをパラパラやって止めるとサイコロ代わりに使えた)
デジタルだとこうはいかないのがねえ。
スクロールスライダーじゃ出来ないよね。
大体見た目で今どこかわかっちゃうもんね。
まあ、ざっくりいえば抜き打ち検査だ。
全ページチェックしなくてもよい。
全ページチェックはもちろん別にやるんだけど、
他にもランダムの抜き取り検索はやっとけよ、
ということさ。
別に1ページ全部読まなくても良い。
パラパラやってランダムな箇所で良い。
注意するべきことは、
誤字脱字のみに徹することで、
セリフやト書きを誤字脱字以外の理由で直すことは、
禁止にすることだ。
それは前後関係で決まることで、
ランダムで開いた切り抜きで決めてはいけない。
直したい箇所が見つかったら、
どこからどこまでをこう直したいとメモだけとって、
あとで一気読みしたときに考える。
前後を考えないと、直しはトンチンカンになることが多い。
誤字脱字は最終稿でやればいい?
僕は都度都度やってるね。
掃除を毎日するか?という問題だ。
部屋の掃除はあんまりしないけど、
原稿の掃除は毎稿やるタイプだな。
それでも発生するよ。
2024年08月10日
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