2024年08月11日

リバーフェニックス天才かよ

スタンドバイミーの真ん中のシーン。
焚き火で主人公が作り話をする。

そのあと、リバーフェニックス演じるクリスが、
自分の秘密を話す。
給食費が盗まれて疑われた話。
でも先生が犯人だったって。
涙ながらにクリスは、正義や偏見について語る、
とても重要なシーンだ。

これ、あまりにもリバーフェニックスがいい芝居するので、
監督は急遽ワンカットにしたんだってさ。
いい判断だ。

風魔13話の小次郎の語りの長回し1カットも、
これはハサミを入れてはいけないと思ったのであった。

時々映画には、そうした役者の魂がこもる。
その時、役者は生まれて良かったって思うんだと想像する。

まさか給食費のエピソードも、
リバーフェニックスが用意してたりして。
それくらい、ほんとに傷ついた芝居だったなあ。


私たちは、
それだけ語る価値のあるエピソードを、
創作するのが仕事である。
世の中の仕事の中で、最も尊い仕事の一つと僕は思っている。
posted by おおおかとしひこ at 20:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 脚本論 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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